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トヨタ自動車、2010年3月には8500億円の赤字見込み・・・

2009年05月09日

【追記:2009年05月10日】
下記の投稿記事を公開後、「Yahoo!ニュース::トヨタ、歴史的赤字決算 急拡大が裏目に 販売急落の打撃増幅(毎日新聞)」を見つけました。今期に関する赤字を以下のように説明しています。

1年前に世界新車販売トップに上り詰めたばかりのトヨタ自動車が09年3月期決算で59年ぶりの最終(当期)赤字に転落したのは、世界的な金融危機に伴う販売激減と円高が主因だ。住宅バブルを背景に消費ブームに沸く北米市場偏重で急成長してきただけに、米金融・経済危機の打撃は予想以上に深かった。

更に、以下のような記述があります。

これまで拡大一辺倒で伸び切った戦線の再構築は難題。10年3月期のトヨタの世界販売台数が計画どおり650万台なら、04年3月期(672万台)並みの水準に逆戻りする。これに対し、00年以降、生産・人員を急拡大させてきたトヨタは、従業員数が04年比1.2倍、総資産も1.5倍に増え、設備・人員の大幅な過剰は明らかだ。生産能力が1000万台弱もありながら、700万台で黒字化する方策としてトヨタ関係者は「固定費削減に大なたを振るうしかない」(業界筋)と強調する。

「固定費削減」ということは、正社員の削減(簡単に言うと、リストラ)を遂にトヨタ自動車が実施する、といった予想ですね。しかし・・・

系列企業も巻き込んだ原価低減や、設備投資の絞り込みで、10年3月期は8000億円のコストを浮かし、新車販売106万台減少分を穴埋めする。それでも、円高による為替差損4500億円は補えず、同3月期の営業赤字は8500億円に膨らむ。本来なら、肥大化した設備・雇用削減が不可避だが、トヨタ首脳は「設備や雇用削減には手をつけない」と慎重。それだけにハードルは高い。

原価低減と設備投資の絞り込みで8000億円・・・これだけでも、信じられない数字ですが、それでも尚且つ4500億円の為替差損!これをどうやって埋めるのか・・・にわかに、豊田一族で抜きんでてていると言った噂の高い次期社長、豊田章男氏の手腕がどう振るわれるのか。私個人としては、今後のトヨタ自動車の動向が気になります。

【公開時、投稿記事】
本日の朝日新聞の第1面の記事で、「トヨタ自動車が2010年3月には、8500億円の赤字見込み」という見出しがすぐに目に入りました。早速、ウェブサイトを調べてみると、ありました「asahi.com(朝日新聞社)::トヨタ、8500億円の赤字見込み 国内企業で過去最悪」というページ。

トヨタ自動車は8日、10年3月期連結決算の本業のもうけを示す営業損益が、前期実績よりさらに悪化し、8500億円の赤字になる見込みだ、と発表した。世界最大の自動車メーカーの2期連続赤字見通しは、世界で醸成されつつある景気回復期待に冷や水を浴びせる可能性がある。

これまでは調子が良過ぎた、と簡単に解釈してしまうこともできますが、トヨタ自動車の赤字は、そんな簡単なことでは済まなそうです。

営業損益が見込み通り8500億円の赤字となると、国内企業では過去最悪となる。雇用や関係部品メーカーの経営、トヨタ周辺の自治体の税収にも深刻な打撃を与えそうだ。

トヨタ周辺の自治体にも影響があるということですから深刻です。まさか地方税が上がったりして!?それにしても、一気にどうしてここまでになってしまったのでしょうね?

(トヨタ自動車の)営業損益は08年3月期、過去最高の2兆2703億円を記録していた。トヨタは世界各地で事業展開することで、地域的な景気変動に強い体質ができたと説明していたが、世界が同時に不況に陥ったため、業績が急激に悪化した。

たった2年後、まさかの8500億円の損失なんて。単純に「政界同時不況」が原因とするのは、ちょっと早計だと私は考えますが。他のコンサルタントはどう分析しているのかな・・・考えていないかな・・・

私個人としては、商品(つまり自動車ということですね!)の市場飽和状態を分析することができない中、世界同時不況という状態が、そうした問題を一気に加速した結果でしかない、と考えています。簡単に言うと、100人の自動車購入希望者がいて、100台の自動車を販売したら、101台目からは販売するのが至極難しいですよね!そうした状態に世界がなりつつあった、ということだけのことで、世界同時不況は、それを加速させただけじゃないの、と解釈しています。景気回復ではなくて、自動車の販売復活は長期になることは必至だと思うのですが・・・どうなりますか、2010年!

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世界経済危機 – 日本の罪と罰

2009年03月28日

野口悠紀雄野口悠紀雄サポート1以前、本ブログの投稿記事、「親父からのメール:世界不況を理解せよ!」でご紹介した野口悠紀雄著「世界経済危機日本の罪と罰」(ダイヤモンド社:2008年12月)野口悠紀雄サポート2を読了・・・って、結構前に読了していたんですが、ま~それは良いでしょう。親父のお勧め、ということもあって役に立つかどうかは半信半疑でしたが、結局は「池田信夫 blog::世界経済危機 日本の罪と罰」を見つけて、読む決心をしたわけでして。

それにしても、この本は池田氏が推奨しているだけあって!?コンサルタントにとっては、トヨタ・ショックから詳細が記述されていて、その問題点を輸出立国日本としていますから、とってもとっつき易いのではないでしょうか。為替損益に関しても、とても解り易く解説していますから、今更、学生のような勉強はしたくない、といったコンサルタントの輩にはとっても良い内容だと感じましたよ。

これからの日本は、輸出中心での成長は望めない、とする経済学や経営学の専門家は多いですよね。ただ、それに対抗するための具体策が描かれていることが少ないのですが、残念ながら本書も、どちらかというと問題点の指摘は詳細でいて、解り易いのですが、「では、どうするか」に関しては、いま一つ説得力に欠けているような気がします。まっ、そんな事は、コンサルタントの仕事ですから(ちょっと大袈裟かな・・・)、具体策は無くても良いでしょう。

さて、私個人としては、グローバル経済の問題あり、とか、上記の書籍の通り、輸出立国日本の問題点は指摘してきたつもりです。ただ、まだまだ具体策があるわけではないんですよね。というより、まだまだ日本企業の可能性を捨て切ることができません。

グローバル化・・・日本企業でいったどれ位の企業が本格的にグローバル企業になっているかが疑問に感じているから。英語が社内用語になっていない、グローバルへ日本人を出向させ、日本文化を押し付けている、海外はあくまでも日本商品の販売拠点にすぎないと考えている・・・まだまだ、グローバル化する余地があると信じていますが・・・

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トヨタが見せる高い完成度

2009年02月24日

今の金融危機によって、自動車産業は壊滅状態・・・トヨタは勿論、日産、マツダ、ホンダ・・・どうなるんでしょうね、これから。ホンダは、既にモータースポーツからの撤退を表明していますが、どうやらトヨタは元気そうです。

いつもは気にもしていないモータースポーツですが、「goo スポーツ:NumberWeb::[今こそモータースポーツ] トヨタが見せる高い完成度」は、やっぱり気になりました。(私も根っからの日本人!?だから??)

スペインのヘレスやバーレーンで新車を使っての本格的オフテストが繰り返され、(中略)2月のテストはマクラーレン、レッドブル、トロロッソ、ウィリアムズ、ルノーが参加したヘレス組と、フェラーリ、BMW、トヨタが顔を合わせたバーレーン組とに分かれたが、バーレーンで俄然注目を浴びたのがトヨタである。

ふむふむ!フェラーリやBMWが注目したのはトヨタということですよね。記事は続きます。

バーレーン組は2月10~13日、翌週の16~19日と短期集中的にトレーニングを行なったのだが、テスト2クール目のトヨタはヤルノ・トゥルーリが初日に2レース分に当たる141周(750km)、2日目には149周を消化し、いずれもノントラブルで終了。TF109の高い信頼性を見せつけた。

上記がどれだけ凄いのかは全く理解できませんが、「トヨタのパフォーマンスに仰天したのはフェラーリで、ライコネンは「早くトヨタに追いつかなければ」と語った」と伝えられているそうです。ライコネンってフェラーリのドライバーですね。そして記事は確信へと・・・「トヨタの速さはどこから来ているのか?」として、下記の記述がありました。

ひとつはTF109のベースとなった2008年マシンの優秀性。いくらレギュレーションが激変したとはいえ、前年悪かったマシンが翌年好走する例は少ない。次に開発スピードの速さを挙げたい。トヨタの新車発表は1月15日と、フェラーリに次ぐ2番目の早さだったが、昨年中にはすでに実走可能な新車が完成していたとの見方もある。その開発のリードタイムを活かしてテストのたびに進化を続け、それがバーレーンでベンチマークのフェラーリから逆に目標視される好走につながったのだ。

まだまだ日本車の実力はあるということだと思うのですが。ただ、市場は既に自動車が更に売れる時代ではなくなったような気がしていますが。つまり、市場は既に慢性状態。これからのトヨタ自動車の戦略が興味深いのですが、どうなりますか。

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トヨタ自動車の決断

2009年01月22日

日本的経営の最先端を走っていたはずのトヨタ自動車が、遂に2009年3月にの決算で戦後初めての営業赤字の見通しだそうです。サブプライム問題、リーマンショック、金融恐慌・・・何かとアメリカの経済の不調が原因のような記述が目立ちますが・・・流石にトヨタ自動車は、それだけに原因を回避することはなかったようですね。

「asahi.com(朝日新聞社)::トヨタ、拡大一辺倒主義を反省 世界基本計画破棄」というウェブページに、以下のような記述があります。

トヨタ自動車は商品展開や販売・生産計画の指針となっている世界基本計画「グローバルマスタープラン」を実質的に破棄する方針を明らかにした。拡大偏重主義に走り、現在の苦境を招いた元凶と判断

この辺は流石ですね!更にウェブページでは以下のような記述がありますよ。

海外展開を積極的に進めるにあたり、社員や部品メーカーに大まかな拡大計画を示した方がよいとの判断で作成した。だが、そこで示された数値を必達目標と受け止める社員が増加。全社的に「プランを重視するあまり、仕事の進め方が計画達成のために向かい、販売や生産の現場の声を聞く姿勢が薄れる」(トヨタ幹部)状況が生まれた。

即ち、計画重視になって、いつの間にかその計画がノルマとなってしまっていて、現場からの「声」を聞かなくなっていた、という反省ですね。トヨタ自動車の神髄は、いわゆる日本的経営で、「現場重視」とか「人材重視」の経営のはずだったのですが、いつの間にか拡大路線、即ち利益主義になっていた、ということですね。トヨタ自動車でもそうした「過ち」を犯すんです。

やっぱり、日本的経営を再構築する必要がありそうですね・・・って、私くんだりが試行錯誤したって始まらないかな。

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