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Posts Tagged ‘SAP’

プロジェクトが赤字なんだけど・・・で、どうしたの?

2009年06月13日

いよいよ来週から海外のプロジェクトがスタート。最難関と言われる!?組立製造業の国内SAPプロジェクトで、無事に期限通りの本番稼動。何といっても「SAP」という怪物システムの本番稼動で、財務会計、管理会計、販売管理、購買管理、更には生産管理を含み、おまけに管理指標の管理、所謂ビジネスインテリジェンスのモジュールも同時に本番稼動。これから同じクライアントの海外子会社展開といった状況です。

自慢して良いよね~こうしたプロジェクトは!

ところが、昨晩所属する会社の社長から電話が・・・「無事に期限通りの本番稼動、というけど、収支は良くないね!結局、プロジェクトは赤字じゃない!どういうこと?」ってことらしい・・・

あっはっは・・・そんな事、今更解ったの!?既に6ヵ月前から結果は解っていました!だいたい目先の利益を追っていて、管理会計上の数字マジック(赤字計上が見えない仕組みになっている!)を見破れなかったのですから、社長、あなたの責任ですよ。というのが本音ですが。

原因は簡単で、OJT目的で、新人コンサルタントやら未経験コンサルタントを大幅に追加アサインして経験豊富なコンサルタントがそうしたコンサルタントの教育を実施。新人、未経験コンサルタントがまるでプロジェクトを実践しているかのようにプロジェクトに経費計上したため!例えば、外注費として一定の金額を一括で注文として支払えば、それで終わりのはずの帳票開発で、自社開発する方針に変更し6名ものコンサルタントを追加アサイン。しかし、プロジェクトの管理会計上、こうした費用は仕掛で計上していて、まったくこうした余剰人員の作業は見えない!担当する会計士の指導だそうで。

プロジェクトは、管理会計ではなくてキャッシュフローで管理しないとダメだと忠告したでしょ!監査人にも責任がありますよ。コンサルタントの実作業や現場を知らずに「監査」を偉そうにしていたんですから。

プロジェクトを実践しているコンサルタントは成果物に集中すること!プロジェクトの収支を気にして、成果物の品質が落ちるようでは(って、それが普通のようですが・・・)コンサルタント失格です。

まっ、社長は、「赤」になった収支をどうやって認め、今後、成果物の品質を落とさず、どうやって利益を向上させるか・・・それを真剣に考えてね!それが、コンサルタント集団を持とうなんて壮大なことを考える「あなた」の役割です。

経験談 , , ,

SAPでCO2排出管理ってか!?

2009年05月12日

「CNET Japan::SAP、CO2排出管理ソフトウェア開発の新興企業を買収へ」は興味深いですね!って、SAPに関係していないコンサルタントにとってはどうでも良いのでしょうけど・・・

自分用に引用しておきましょう。

製造プロセスなどさまざまなビジネスプロセスの自動化を得意とするSAPが、二酸化炭素(CO2)排出の管理を専門とする企業を買収する。

企業向けソフトウェア大手のSAPは米国時間5月11日、バージニア州スターリングに本拠を置く創業2年の株式非公開企業、Clear Standardsを買収することを発表した。Clear Standardsは、企業が環境に与える影響を追跡してレポートを作成するツールを開発するソフトウェア企業だ。

ふ~ん・・・日本ではどうなんでしょうかね、こうした二酸化炭素を管理するソフトウェアって!?やっぱり、大掛りに必要なのかな・・・

SAPによれば、Clear StandardsのCO2管理ソフトウェアは、大規模な汚染源として欧州で規制を受けている企業や、自発的に持続可能性プログラムを実施している企業向けに作られているという。SAPではこのソフトウェアを、SAPアプリケーションの財務データや、SAPの環境、健康、および安全管理用アプリケーションに統合する計画だ。

そっか!財務データと統合ね、ってどうやって実現するのかな。また、日本語版はリリースされなかったりして。

トレンド ,

基幹業務システム・・・一コンサルタントが一つの会社を崩壊できる!?

2009年05月09日

連休最終日の2009年5月6日・・・久しぶりに「SAPプロジェクト」の本番稼動に立ち会いました。財務会計、管理会計、販売管理、購買管理、生産管理、更には経営指標のデータ収集と分析と、ほぼ一つの会社の根幹となる業務の情報システムを一新するといった、所謂、基幹業務システムの本番稼動ってことですね。

受注処理をして、在庫を確認して、在庫があれは出荷して、在庫がなければ生産計画をたてて、製造するための部品や材料を発注して、生産計画に従って製造し完成したら出荷する・・・更に、こうした工程に基づいて財務会計上の処理をして、利益管理を管理会計の一部として実施する・・・こうした全ての業務を一つの情報システムで扱う!

こうして記述していると、やっぱりこの基幹業務システムって「怪物」ですね。もう既に10年を超えて、こうした「怪物」を扱っているわけですが、何度やっても失敗はつきものですが、今回は落ち着いていました・・・(予想以上にトラブルが少なかった、ということです!)

大きな問題といえば・・・コンサルタントの設定ミスで、発注が想像以上に大量発生した、といったところでしょうか。って、記述してしまえば、簡単ですが、発注ということは、部品や原材料の購入、ということですから、当然、必要以上に支払いが発生してしまうし、大量の在庫を抱えてしまうし・・・クライアントにとっては、大きな損失に繋がるし、山ほど抱えた在庫と共に支払いができなくなって倒産、何てことになってしまう。

今回のプロジェクトでは、水際で問題を発見、発注処理をキャンセルして、と解決策が打たれましたから、大きな問題になることはありませんでしたが(と言っても修復処理は大変でした・・・)、それにしても、こうしたたった一人のコンサルタントの設定ミスが、クライアント(ちなみに、今回のクライアントは上場企業です!)の生死を左右することがある・・・

普通の人間の神経では、基幹業務システムなんて扱えませんよね!「怪物」を10年以上も扱っている私は、いったい何なんだ!?なんて最近考えますが、ふっと「ERP(基幹業務システム)って、クライアントを潰すことができるな~」なんて現場でボヤいてしまって・・・「最近、悪意があるな・・・どうしたの?」なんて指摘を若いコンサルタントから指摘されたりして、慌てて訂正する、って場面がありましたよ。

ただ・・・「こんなに問題の発生が無く、このまま安定稼働に向かったら、業界では初めてなんじゃないか。奇跡的な成功だ!」とクライアントの社長から指摘されると、コンサルタントのプライドがひょっこり顔を覗かせて「当り前でしょ!我々がやったんだから・・・」なんて思いがぐるぐると脳裏を巡る・・・

やっぱりコンサルタントは止められませんね!

独断と偏見 ,

ERPの雄、SAP社も遂に減益ですね・・・

2009年04月30日

「Enterprise Resource Planning::ERP」、即ち基幹業務システム(販売管理、購買管理、生産管理、財務会計、管理会計といった基幹業務が一つになっているソフトウェア)の雄、SAP社の第 1 四半期の決算内容が公開されたようです。

「CNET Japan::SAP、第1四半期決算–ソフトウェアの売り上げが33%減少」によれば以下の通りです。

SAPの第1四半期におけるソフトウェア売り上げは33%減の急落となった。この数値はメンテナンスとサービスの健全性の指標となる。原因は「厳しい経営環境」だが、前年との比較は困難という事情もある。SAPは顧客の懸念を軽減するため、メンテナンス価格の設定計画を変更した。

何だか理解するのが難しい日本語訳ですが・・・それとも私の理解不足ですかね!?結局は、売上が33%減って、予想を大きく上回って売上減少、ということね。SAPプロジェクトを推進している私にとっては、周囲の声から「SAPのプロジェクトが無い」といった噂があったのは、これで裏付けされたということになるかな。あまりビックリするようなニュースではありませんけど・・・「メンテナンス価格の設定計画を変更」としていることは、とても気になるところです。何といっても、信じられないような価格設定ですからね。

ニュースは更に・・・

この業績は予想を下回るものであった。Dow Jones Newswireの調査では、SAPは25億5000万ユーロの売り上げから2億6100万ユーロの利益を得る見通しとなっていた。SAPの売り上げを地域別に見ると、米国では13%減、日本では16%減、ヨーロッパ、中東、およびアフリカでは3%減となっている。

日本が最も利益減少が激しい、ということですよ。アメリカよりも、既にSAPが浸透していると考えられるヨーロッパでも3%って、日本よりもかなり減少幅が少ないのが気になるところです。

SAPは2009年年末までに従業員を4万8500人に削減する計画を発表しており、3月31日時点の従業員数は4万9916人となっている。この第1四半期には1億6000万ユーロを費やして、2200人の雇用削減が行われた。

リストラの計画では、まだまだ1400名ほどの従業員をカットする必要がありそうですが、その影響が日本に集中しないことを祈りますが。こうした状況で、値引き率が大幅に変更になったり、無理する営業が更に無理をすることが無いように祈るばかりです・・・

トレンド ,

知らなかった!「SAPグローバルサービスパートナー」契約って、パートナー契約の最上位なんだ!?

2009年04月18日

ちょっと古いニュースですが、「@IT::日立がSAPの最上位パートナーに、海外事業を大幅強化へ」を発見しました・・・日立製作所がグローバルって・・・ちょっと信じ難いのですが、「そうなんだ~」って感じなのですが、それよりももっと驚いたのは、以下の内容。

独SAP、SAPジャパンは(2008年)12月2日、SAPのパートナー契約の最上位である「SAP グローバルサービスパートナー」契約を日立製作所と結んだと発表した。日立は契約締結を機にSAP事業のグローバル展開を加速させる考えで、海外進出する日系企業のサポートを強める。

「SAPグローバルサービスパートナー」契約って、パートナー契約の最上位なんだ!既に10年以上もSAPとのビジネスはやっていますが、初めて知りました・・・更に。

SAP グローバル サービス パートナーは顧客満足度や成功事例、業種特化型ソリューションの開発など厳しい要件があるパートナー契約

これも今まで知らなかった・・・日本企業では、富士通と日立がグローバルパートナーですが、とんとグローバルプロジェクトをやっているとは聞いたことがありませんでしたが、そんな事は契約には必要なさそうですね。

雑学 , ,

日本ヒューレット・パッカードがSAPに関連するコンサルティング開始!ってか・・・

2009年03月13日

「@IT::日本HP、SAP運用管理を効率化するコンサルサービス」をピックアップ。記事によれば、「日本ヒューレット・パッカードが、顧客のSAPアプリケーションの運用効率化や内部統制強化を支援するコンサルティングサービスを開始」するそうですが・・・

コンサルティングサービスは 2 つあるそうでして、記事の内容を総括するとその2つというのは;

  • SAP Enterprise Support のメリットを得るために必要となるアプリケーション管理基盤製品「SAP Solution Manager」の導入と設定を支援する Rapid Solution Manager サービス
  • SAP Solution Manager をベースに、サービスデスク機能と変更依頼管理機能を導入する運用管理導入サービス

どう解釈してもコンサルティングサービスのような気がしないんですけど。ヒューレット・パッカードも、当然ですが SAP ともふか~い関係がある私なので、ちょっと気になりますが、どうやら私のコンペにはないようですね・・・

それにしても、「@IT::情報マネジメント」のサイトというのは、コーチングだったり、コンサルティングだったりと、とっても定義が曖昧で、何でもかんでもニュースというニュースを掲示しているような気がするのは私だけですかね!?

コンサルタント ,

クラウド化する世界:コンサルタントの仕事が無くなる!

2009年03月02日

クラウド化する世界クラウド化する世界サポート最近、無性に気になる池田信夫氏ですが、以前の投稿記事、「Google Chrome ってクラウドコンピューティングだったんだ!」でリストした池田氏の推薦本、ニコラス・G.カー[1]著「クラウド化する世界」(翔泳社:2008年10月)ニコラス・G.カーサポートを読了しました・・・久し振りに夢中になって読んだかな。

文中には、SAP やセールスフォースに関する記述があちらこちらに登場していて、とにかく興味深いです。技術的な Know-How はまったく記述されていませんが、我々のようなコンサルタントにとっては、必読書かもしれませんね。というより、内容に関して理解しておく必要がありますよ。何といっても、これからクラウドコンピューティングによって、コンサルタントが必要なくなる、と主張していますからね。

先日、クライアント向けにセールスフォースのデモを実施しましたが、カスタマイズはお客様のレベルで可能だし(簡単なトレーニングを受ければ、直ぐにでもカスタマイズができるようになる!)、ほとんどが標準機能を利用することによって、複雑な業務のサポート機能を使うことできます。

ハードウェアをセットする必要が無いし、ソフトウェアをインストールする必要もないんですから、これまで膨大な投資をしなければいけなかった基幹業務系の情報技術が、本当に手軽に手にすることができるんですから、コンサルタントは必要なくなるかもしれませんね。

ただね、結局は技術レベルでは身軽になるかもしれませんが、業務改革は必要なはずなんですよね。ソフトウェアの形式がクラウドコンピューティングになっても、その機能に合わせて何をするのか、どうやって効果的に使うのかは、クライアント次第で、そのための Know-How はやっぱりコンサルティングが必要になるんじゃないかな・・・

脚注:[1]
カー,ニコラス・G.(Carr,Nicholas G.)
ダートマス大学で学士号を、ハーバード大学で修士号を取得。1997年から2003年にかけて「ハーバード・ビジネス・レビュー」誌の上級編集者を務める。現在はビジネスライターとして、経営戦略・情報技術やその相互関係などを主なテーマに、「フィナンシャル・タイムズ」や「ボストン・グローブ」ほか多数に寄稿。また、「インターネットと社会に関するハーバード会議」「ハーバード・ビジネス・スクール戦略とビジネス環境会議」などでも講演を行っている。

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