
最近の古典ブームは、本ブログでも何度か触れましたが、数週間前の「週刊東洋経済(6月27日号)」(2009/06/22発売号)
でも古典特集が組まれていました。以前から古典を読んでみたいと主張するものの「いったいどれから読もうかな・・・]と迷っているわけですが(と、言い訳しているのですが・・・)この「週刊東洋経済(6月27日号)」(2009/06/22発売号)には、必読ともいえる9冊が掲載されているので、まずはこっからかな、何てことを考えているわけです。
一度、本ブログでご紹介した古典も含まれているようですが、こうした紹介は、何度繰り返しても良いかな、何てことを勝手に考えて、繰り返してでもリストしておこうなんて考え、リストを下記に示しておきましょう。
社会のあり方を問い直す3冊
経済の「次」読み解く3冊
人間の本質を見つめる3冊
最も興味があるのは(というよりは、読まねばと考えているのは・・・)やっぱりコンサルタントですから経済に関する古典かな。幸い、上記のリストは全て文庫本ですから、嫌になったら辞めれば良い・・・それ位気楽に読むのが良いんでしょうね。
さて、上記の「週刊東洋経済」に関しては、池田信夫氏も紹介しています。なぜか池田氏が公開する投稿記事は、私個人としては気になるのですが、そうした中で、以下の記述が気になりますので、ちょっと引用しておきます。
「池田信夫 blog::マルクス・ブーム」より
「資本論」を中心にしてマルクスの思想をやさしく紹介した入門書としては、廣松渉が晩年に書いた「今こそマルクスを読み返す」をおすすめする。(中略)読み物としておもしろく読める古典としては、「福翁自伝」、「阿Q正伝」、「ジョセフ・フーシェ」、「裏切られた革命」ぐらいか。ちなみに多くの人が推薦している「プロ倫」は、ウェーバーの思いをこめた歴史小説みたいなもので、経済史の実証研究としてはほぼ否定されている。
な~るほどね~どうもケインズよりもマルクスをちょっとかじってみたいな、と考えている私にとっては、池田氏の主張する廣松渉著「今こそマルクスを読み返す」(講談社現代新書:1990年6月)
は、是非とも読んでみたい一冊です。
書籍リスト
池田信夫, 雑誌記事
私が所属している会社が、この度コンサルティング事業部を独立させ(正確には分社するのですが・・・)、法人化する計画が発表されました。つまり、コンサルティングファームを設立するということですね。
いろいろと「やること」があるのですが、私はなぜか就業規則の見直しを担当。正直、この忙しい時期に、就業規則の見直しなんてできませんが、それでも、これまで適用されていた就業規則を始めて、最初から読んではいるのですが。
新会社の就業に関する方針は・・・
- 裁量労働制
- 年俸制(退職積立金はなし)
- 成果による年俸調整制(昇給もあれば、実は減給もあり)
これは、コンサルティングファームとしては一般的なのですが、良く考えてみると上記を実践するに当たって、「定年退職」が必要なのかな、とふっと考えました。思い起こせば、以前勤めていたそれこそ「外資系コンサルティングファーム」の就業規則にも、定年退職に関する規定があって、60歳定年だったな・・・なんで!?
現状の就業規則では、「60歳定年退職」をうたってありますが、これはコンサルティング会社としての新会社で必要かな・・・裁量労働制を採用し(つまり、時間制限が無いに等しい労働条件)、年俸で成果主義。即ち、数年間も年収が変化しないケースもあれば、逆に減俸されることがある!退職金もないんだし。仕事があるコンサルタントであれば、年齢無制限に本人が望めば仕事をしてくれていた方が良いのでは・・・しかも、コンサルタントなんて40歳を超えたようなところで、本来の信頼が獲得できて、それまでの経験をいよいよ発揮できる40歳中盤の頃には、既に残り15~20年しか会社勤めができない。これって、会社としての損失じゃないの?
「池田信夫 blog::何もすることのない老人たち」で、とても興味深い内容が記述されていますので引用しておきましょう。
記事で少し定年制についてふれたので、補足しておこう。私がサラリーマンをやめた一つの原因は、日本のサラリーマンのほとんどは年をとると何もすることがなくなるからだ。取締役になるごく一部の人は超多忙になるが、それ以外は50過ぎると極端に暇になる。
コンサルタントの場合、上記のように「50過ぎると極端に暇」という状況はあまり見られませんが、それでも外資系のコンサルティングファームでさえ、50を超えるとパートナーとかマネージングディレクタといったポジションで、コンサルティングサービスをクライアントに提供しなくなる(というより、提供する時間なんてなくなります!)
更に、上記の投稿記事では以下のように指摘しています。
60歳といえば、まだ十分働ける年齢なのに、それから20年もブラブラして過ごすのは本人も不幸だし、労働人口の減る日本経済にも損失だ。定年を廃止するためには、年功賃金を廃止して同一労働・同一賃金にし、生産性の低い労働者は年齢にかかわらず解雇できるようにするしかない。働ける老人を活用し、少子化社会に対応するためにも、雇用規制の緩和は重要なテーマである。
これって、まさにほんとんどコンサルティングファームが既に実践しているでしょ。だったら「定年退職」なんて制度は削除しても良いのではないの!?
コンサルタント
労働基準法, 池田信夫, 法律

大学3年生になる長女が、卒論で「映画による心理的影響の分析」をやってみたいと言い出して、いろいろな映画をやたらとみている今日この頃。映画鑑賞は嫌いではないので、一緒に見たり、趣向が違うとまったく興味がなかったり・・・(昨日は、「ベニスの商人」をみていた長女には付き合えません!)
そうした中、今週の「ニューズウェーク日本語版」では、映画の特集記事があったので、長女のために購入してやった!普段は、あまり目を通さない「ニューズウェーク」ですが、特集が特集だったので、迷わず購入。すると何と、あの池田信夫氏が「池田信夫 blog::映画ベスト100」と題した投稿記事を公開したのでビックリ!映画とは、無縁の方と感じていただけに(失礼だな、こうした勝手な思い込みは・・・)投稿記事の内容がほんわかした感じで、なかなか良い感じでした・・・池田氏なりの「映画ベスト 10」が掲載されていますから、興味のある方は確認してみては如何でしょう。
実は、「ニューズウェーク」に影響されて、私も「映画ベスト 10」をリストしようと思って、メモを取り出して。といった行動をとっていた中、そうそう!とにかく私の中での「映画ベスト 1」は、誰がどんな評価をしようとも「Hackers」だ、ということを思い出した。邦訳名は「サイバーネット」
。
ちょっと、映画の内容を「楽天」の解説から引用しましょう。
弱冠11歳でウォール街のコンピューターをハッキングして大混乱を引き起こしたデイドは、18歳になるまでコンピューターの使用を禁止される。7年後、ニューヨークの高校に転校してきた彼は、優秀なハッカー仲間たちと出会い意気投合する。ところがある日、デイドの仲間の一人が天才ハッカー、プラハの陰謀に気付く。プラハは逆にデイドたちに罪をなすりつけるべく動き出す。デイドたちとプラハとの、ネットを介した激しい戦争が始まった…。「ボーン・コレクター」「17才のカルテ」のアンジェリーナ・ジョリーが挑むコンピューター・サスペンス。コンピューター社会の恐ろしさと同時に、ネットの世界で生きる1人の人間としてデイドが成長していく様をも描き出している。
渡米して、まだまだ何もすることが無くて(英語ができませんでしたから・・・)、英語の勉強を兼ねて、この映画を見たのですが、とにかく衝撃的な内容でした。全くコンピュータやネットを知りませんでしたから、「アメリカは、ここまで進化しているのか!」と本当に現実の世界と仮想の世界が重なってしまって。
ただ、ストーリーとしては、天才ハッカーであるデイドが使っていたネット上での名前が「Zero Cool」です。デイドは、最終的には英雄になるのですが、「悪」から「善」というレッテルへの変化や、プロフェッショナルとしてのその専門性に、感動したことから、この映画で利用されている「Zero Cool」を既に帰国してから、10年以上もネット上で利用しています。所謂パクリってやつですね!
「Zero Cool」に関しては、「Wikipedia, the free encyclopedia::Hackers (film)」を引用しておきましょう。
In 1988, Seattle youth Dade “Zero Cool” Murphy (Jonny Lee Miller) is arrested and charged, at the age of 11, with crashing 1,507 systems in one day and causing a single-day 7-point drop in the New York Stock Exchange. Upon conviction, he is banned from owning or operating computers or touch-tone telephones until his 18th birthday.
「Zero Cool」は、以前、架空の人物と考えていましたが、実はモデルになった方がいらっしゃる!それが、「Robert Tappan Morris」という方で、マサチューセッツ工科大学(MIT)の助教授で、コンピュータワームを最初にリリースした方、と理解しています。まっ、もともとは、ワームはインターネットに接続されているコンピュータの数を確認するという健全な!?目的があったのですが。
余談ですが、アンジェリーナ・ジョリーが出演してたんですね~(帰国後に知りましたが・・・)ゴールデンウェーク突入・・・どうせなら、久しぶりに「Hackers」を鑑賞しようかな・・・
雑学
池田信夫, 雑誌記事
所属している会社では、上司・部下といった垣根を越えて、更には年上・年下といったことも超えて、徹底して「さん」を付けて呼ぶように指示しています。例えそれが新入社員だとしても、「鈴木さん」、「佐藤さん」といった呼び方をするようにと。もうかれこれ10年以上も、そうした習慣にするようにとある種命令しています。
どうして!?と質問するコンサルタントがいらっしゃいますが、本日の池田信夫氏の投稿記事は、ちょっと嬉しい「さん」付けの呼び方に関しての内容!その投稿記事は、「池田信夫 blog::先生と呼ばれるほどの馬鹿でなし」で全文を確認できますが、お気に入りの部分を引用しておきますね。
特に不愉快なのは、官僚が日常会話にもすべて「先生」をつけることだ。これは政治家と同じで、言外に「お前は祭り上げておくが、決めるのはこっちだ」という軽蔑のニュアンスを感じる。このごろは外人も「先生」をつけるようになった。日本の事情にくわしくなると、政治家とか教師とか弁護士とか医者とか、社会から馬鹿にされつつ形式的に尊敬されている職業につける敬称であることを理解するらしい。
まったく同感!嬉しいことに「政治家とか教師とか弁護士とか医者とか、社会から馬鹿にされつつ形式的に尊敬されている職業」っていうこと。私個人も、昔から同じようなことを主張してきましたよ。更には、「コンサルタントが、クライアントから「先生」と呼ばれて喜んでいる」ことを軽蔑してきました。上記の職業の方々以上に。
企業の中では「課長」「部長」というように肩書きで呼ぶのが日本のマナーだが、これも外人がみると奇異に映るようだ。外資系企業では、同僚は(日本語でいうと)呼び捨てで、ほとんどはファーストネームで呼ぶ。日本人には「さん」をつけるが、外人どうしてMr.をつけることは上司でもまずない。
「まずない」というよりも「まったく無い」といっても良いのではないでしょうかね!?私の7年間の在米経験から、外人どうしてMr.やMrs.などを付けながらの仕事はしたことがありませんから。
こうした投稿記事は本当に痛快だな!
独断と偏見
池田信夫

若き日には、14冊もの週刊誌や月刊誌を購読していましたが、最近はその内容に得るものが少なくなって、週刊誌や月刊誌を読まなくなってしまっていました。ネットで公開される情報で十分と考えていたところもあるかな。
ところが、皮肉なもので、この100年に1度とも言われる世界同時不況で、どんどん週刊誌や月刊誌の内容が充実していっているような気がするのは私だけでしょうか。コンサルタントにとって、経済動向を把握することは基本中の基本とは知っているのですが、なかなか十分に時間をとって勉強する時間がないのは問題でしょうけど。
今、世界で何が起きているのか、どうして起きたのか、どうやって切り抜けていくのか、といったことは、雑談レベルでもクライアントと簡単な話ができるようにしておく必要がありますね。そうした意味では、やっぱり最近の週刊誌や月刊誌、特にビジネス関連雑誌は、購読する必要が改めて出てきているのではないでしょうかね。
そうした思いの中、「週刊ダイヤモンド::2009/03/30発売号 (4/4号)」
は、かなり読み応えがありました。これまでの自分の解釈が、間違っていないか、図々しくも誰の考え方と自分の考え方が似ているのか、何てことを確認することができました。著名な!?経済学の専門家がそれぞれに御自分の最も主張すべきことを短的に記述していますから、コンサルタントは是非目を通して欲しい内容です。
また、本誌に関しては、「池田信夫 blog::大不況の経済学」にも総括的な内容が掲載されているので、参考になりますね。というか、個人的に最も興味をそそられたのは、池田氏が「金融危機の今こそ再読すべき経済学の古典「10冊」」を書いている!実は、この「10冊」が一番興味があった・・・
リストしておきましょうね。ただ、古典ということもあって、複数社から邦訳が出版されていたり、分冊になっていたり、全集であるため本のタイトルが多少違っていたりしている場合もありますが御容赦くださいませ(可能な限り、最新版のものをリストしました・・・)
- アダム・スミス著「国富論」(日本経済新聞出版社:2007年3月)

- カール・マルクス著「資本論」(筑摩書房:2005年1月)

- Frank H. Knight 「Risk, Uncertainty and Profit」(DOVER PUBN INC.:2006)
(邦訳は絶版)
- ジョン・メーナード・ケインズ著「雇用,利子および貨幣の一般理論」(岩波文庫:2008年1月)

- ヨゼフ・アロイス・シュンペーター著「資本主義・社会主義・民主主義新装版」(東洋経済新報社:1995年6月)

- フリードリヒ・ハイエク著「個人主義と経済秩序」(春秋社:2008年4月)

- Tjalling C. Koopmans「Three Essays on the State of Economic Science」(McGraw Hill:1957)
- トーマス・C.シェリング著「紛争の戦略」(勁草書房:2008年3月)

- ミルトン・フリードマン著「資本主義と自由」(日経BP社:2008年4月)

- ロナルド・ハリ・コース著「企業・市場・法」(東洋経済新報社:1992年10月)

以前の投稿記事、「コンサルタントが名著・古典に触れたくなった理由」でも触れた、ミルトン・フリードマン著「資本主義と自由」(日経BP社:2008年4月)が個人的には最も今興味がある書籍かな。マルクスやケインズも最近話題になっていることが多いので、それらも外せないんでしょうね。
書籍リスト
池田信夫, 雑誌記事

最近、個人的に注目している池田信夫氏の池田信夫著「ハイエク知識社会の自由主義」(PHP新書:2008年9月)
を読了。「知識社会」こそ我々コンサルタントが注視すべき内容だ、といった理由で読み始めたという表向きの理由がありますが、本音は、「あまりにも経済に無頓着だった・・・」ってところかな。
池田信夫氏御本人のブログである「池田信夫 blog」は、投稿記事を読んでいると本当に「強気」で、上から目線での表現方法が何とも違和感があると共に、コメントにおいては、何とも賛否両論の意見が多くて・・・とてもじゃないけど、池田氏の書籍何て読む気がしなかったのですが。挙句の果てに、「池田信夫 blog::金融工学は専門家だけにまかせるにはあまりにも重要だ」の冒頭に「当ブログ(池田信夫 blog)は、経産省やNHKなどから「有害サイト」指定を受けて見られなくなっている」なんて記述があって、ちょっとその思想に不安があったのですが。
ただ、投稿記事に対する御自身のコメントを読んでみると、何とも想像しがたいような辛口でいて人間味のある表現に激変している・・・投稿記事の表現方法とコメントでの表現方法を効果的!?に変更していらっしゃる!更に、「フリードリヒ・ハイエク::Friedrich August von Hayek」に関しては、絶賛していて研究を積み上げているように感じられました。
どうせ経済学をやるなら、ちょっとでも興味が湧いた池田氏の著書でも読んでみようかと考えたわけです。そして・・・池田氏が、著者の冒頭で以下のように記述しています。
ハイエクの本は、よくも悪くも専門的な経済学や法学の本ではないので、文体は平易であり、基本的な発想を理解すれば、あとはその論理的な展開として素直に読める。本書の読者が、ひとりでもハイエクの本を読んでみようという気になれば、本書の役割は達成される。(p.8)
あちゃ~私のような「浅知恵」のコンサルタントが、この新書を読んでもうちょっとハイエクを勉強してみたいと感じてしまったから、この新書の目的は達成されてしまった、ということになるんですよね!
とにかくこの新書、池田氏のブログからは想像できないほど平易に書かれている!経済学に関する古典を読まずとも、ハイエク周辺の思想の流れは大まかですが掴むことができます。ちょっと、経済学に関するありとあらゆる著名人が登場するので、それだけでもかなり勉強になりますが、興味がないとまったくチンプンカンプンになるかも。
フリードリヒ・ハイエクは、経済学上は「オーストリア学派」だそうですが、何と近代経営学の父と呼ばれるピーター・ドラッカーもオーストリアがベースです。しかも、同じような時代に生きている!「これも何かの縁」なんて変な感動があって。両者共に「反ケインズ」を主張しているし、「人間中心」の思想のようだし。本当に興味津々です。
良い刺激を頂いたような、最近には珍しく「勉強意欲」を掻き立ててくれた一冊ですね。
知識
ピーター・F・ドラッカー, フリードリヒ・ハイエク, 池田信夫

最近注目している池田信夫氏によれば、今の経済危機は「世界恐慌」ではなく「金融危機」だそうで、本のタイトルとして「大恐慌」なんてうたっている本は読まない方が良いそうです。なるほどね・・・1930年代の「大恐慌」とはちょっと様子が違うな、と感じていたし、1990年代の日本のバブル崩壊ともちょっと違うかな、と感じていたのでこの一言は痛烈でした。
「そういうことかよ!はやく知っていれば良かった!」と一人納得していますが、それにしてもエコノミストというのは、いろいろな意見があるし、正反対の意見や見解があるので、ちょっと戸惑ってしまいますね。コンサルタントとしては、誰と誰が違った見方をしていて、誰と誰が同じ主張をしているのかを理解しておく必要があるのでしょうけど、それにしてもそれができるようになるまで、至難の業だな・・・全てのエコノミストの意見を理解するために、全ての文献を購入するのも大変だし。
ということで、必須の雑誌を一冊!それは、「週刊東洋経済(2月14日号)」(2009/02/09発売号)
です。「週刊東洋経済」は毎週、特集の内容が濃いと思っていますが、自分に興味がない特集だと全く読まないので、毎週購入することはないけど、この「号」は必須ですよね。と言いつつ、ちょっと古いかもね。2月9日の発売でしたから。
最初に「最近興味ある」ということで御紹介した池田氏が、この雑誌に関して「池田信夫 blog::これから起こる大激変」として、投稿記事を公開していますので、ちょっと自分用に引用しておきましょう。
まず、池田氏が言っている9人のエコノミストとは雑誌の冒頭の対談を含めて以下の方々ですね。ただ、雑誌中には、「世界の賢人」として2名の記事があるので、本投稿記事でのリストは11名にしておきましょう。
- 野口悠紀雄(早稲田大学大学院教授):日本でケインズ政策は戦後初めて必要になった
- 小野善康(大阪大学教授):長期不況こそが定常状態。公共事業の否定は間違いだ
- 竹森俊平(慶應義塾大学教授):米国バブルの本質とは
- 池尾和人(慶應義塾大学教授): 「輸出立国」ニッポンの罠
- 小幡績(慶應義塾大学准教授):米国・欧州の危機
- リチャード・カッツ(経済ジャーナリスト):金融規制の行方
- 徳永潤二(和光大学准教授):国際通貨ドルの暴走
- 嶋中雄二(三菱UFJ証券景気循環研究所所長):景気循環と経済学説
- 池田信夫(上武大学大学院教授):日本はもっと「創造的破壊」を
- ダニエル・ヤーギン(ケンブリッジ・エネルギー研究所所長):世界の賢人が語る経済危機 01
- バリー・アイケングリーン(カリフォルニア大学バークリー校教授):世界の賢人が語る経済危機 02
さて、池田氏は以下のような始まりで投稿記事を公開されています。
編集部は「ケインズ派 vs. 構造改革派」の論争を企画したようだが、意外なことに竹森俊平氏の結論は「日本はキャッチアップが終わった今も、次の時代のビジネスモデルを見いだせていない。アジアのリーダーとして新産業を育てる必要がある」という構造改革だ。危機の原因としてグローバル・インバランスをあげることを含めて、彼の意見は(対立するはずだった)池尾和人氏とほとんど変わらない。
なるほど!竹森俊平氏と池尾和人氏は対立するはずだった!ということは、池田氏は池尾氏と同じ考え方をする方と解釈していますから、結局は以下の方程式が成り立ったはず!?
竹森俊平氏 vs. 池尾和人氏、池田信夫氏
どっちがケインズ派でどっちが構造改革派!?それは、池田氏の投稿記事の以下の文面で明確になります。
池尾氏もいうように「1割の輸出産業が9割の国内産業を食わしていく」産業構造は、もはや持続可能ではない。製造業を捨てる必要はないが、競争力のない製造業にこだわると日本経済全体が沈没する。新しい産業を育てて投資機会を増やし、内需拡大することが究極の経済対策だ – という点で、意外にも多くの論者の基本的認識は一致している(これは野口氏も同じ)。
つまり、野口氏や竹森氏はケインズ派、池尾氏や池田氏は構造改革派という図式になるのでしょうか。上記でいう「1割の輸出産業」とは、今それこそ話題になっているトヨタやソニーといった産業を意味しているのでしょうね。
コンサルタントは、どう判断するのでしょうか・・・私個人としては、内需拡大は賛同しますが、もっと重要なことは、これまでの産業構造から、世界をリードしている産業技術の世界戦略が必要かな、なんて考えています。
例えば、電気自動車。世界に先駆けて日本の技術は世界最高レベルと言われているし、パナソニックやNECの電池技術も使えるでしょう。太陽電池も電気自動車に応用できる!また、リサイクル技術や「水」に関する技術(浄化技術など)も世界をリードしている・・・
こうした技術をどうやって内需拡大、そして再度世界へ打って出るのが良いと思っていますが・・・
知識
日本経済, 池田信夫, 雑誌記事
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