ハイエク知識社会の自由主義
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最近、個人的に注目している池田信夫氏の池田信夫著「ハイエク知識社会の自由主義」(PHP新書:2008年9月)
を読了。「知識社会」こそ我々コンサルタントが注視すべき内容だ、といった理由で読み始めたという表向きの理由がありますが、本音は、「あまりにも経済に無頓着だった・・・」ってところかな。
池田信夫氏御本人のブログである「池田信夫 blog」は、投稿記事を読んでいると本当に「強気」で、上から目線での表現方法が何とも違和感があると共に、コメントにおいては、何とも賛否両論の意見が多くて・・・とてもじゃないけど、池田氏の書籍何て読む気がしなかったのですが。挙句の果てに、「池田信夫 blog::金融工学は専門家だけにまかせるにはあまりにも重要だ」の冒頭に「当ブログ(池田信夫 blog)は、経産省やNHKなどから「有害サイト」指定を受けて見られなくなっている」なんて記述があって、ちょっとその思想に不安があったのですが。
ただ、投稿記事に対する御自身のコメントを読んでみると、何とも想像しがたいような辛口でいて人間味のある表現に激変している・・・投稿記事の表現方法とコメントでの表現方法を効果的!?に変更していらっしゃる!更に、「フリードリヒ・ハイエク::Friedrich August von Hayek」に関しては、絶賛していて研究を積み上げているように感じられました。
どうせ経済学をやるなら、ちょっとでも興味が湧いた池田氏の著書でも読んでみようかと考えたわけです。そして・・・池田氏が、著者の冒頭で以下のように記述しています。
ハイエクの本は、よくも悪くも専門的な経済学や法学の本ではないので、文体は平易であり、基本的な発想を理解すれば、あとはその論理的な展開として素直に読める。本書の読者が、ひとりでもハイエクの本を読んでみようという気になれば、本書の役割は達成される。(p.8)
あちゃ~私のような「浅知恵」のコンサルタントが、この新書を読んでもうちょっとハイエクを勉強してみたいと感じてしまったから、この新書の目的は達成されてしまった、ということになるんですよね!
とにかくこの新書、池田氏のブログからは想像できないほど平易に書かれている!経済学に関する古典を読まずとも、ハイエク周辺の思想の流れは大まかですが掴むことができます。ちょっと、経済学に関するありとあらゆる著名人が登場するので、それだけでもかなり勉強になりますが、興味がないとまったくチンプンカンプンになるかも。
フリードリヒ・ハイエクは、経済学上は「オーストリア学派」だそうですが、何と近代経営学の父と呼ばれるピーター・ドラッカーもオーストリアがベースです。しかも、同じような時代に生きている!「これも何かの縁」なんて変な感動があって。両者共に「反ケインズ」を主張しているし、「人間中心」の思想のようだし。本当に興味津々です。
良い刺激を頂いたような、最近には珍しく「勉強意欲」を掻き立ててくれた一冊ですね。



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