Archive

Posts Tagged ‘財務会計’

国際会計基準への移行は財務機能改善のチャンス!?

2009年04月02日

密かに!?話題の国際会計基準ですが、期待していたほど話題にならないのはどうしてなんでしょうね。私の個人的な考えは、この世界不況で、多くの経営者が「国際会計基準に移行したところで、不況に強い企業体質になるわけではなさそうだ」と判断しているのではないでしょうか。これまで、アメリカに追いつけ、追い越せの勢いがあった日本企業が、この世界同時不況で、いよいよ日本独自の経営を確立していく必要がある、と判断していて、国際会計基準に対して、あまり興味が無い、というのが本音かな。

そうはいっても、コンサルタントとしては、この国際会計基準を無視しているわけにはいきません。「@IT::IFRS移行コストは収益の0.1~0.7%、米国企業調査」によれば、以下の通りです。

米アクセンチュアは3月31日、国際会計基準(国際財務報告基準、IFRS)に準じた財務報告の提出が2014年にも義務化される米国企業を対象にした調査結果を公開した。米国会計基準からIFRSへの移行では、収益規模の小さい企業ほど収益に占める移行コストの割合が高くなる傾向が分かった。

上記は、アメリカ企業の場合ですが、「アクセンチュアは「米国会計基準からIFRSへの移行が欧州の場合よりも大幅に複雑で費用のかかるものになる可能性がある」と指摘」とされていますね。

御存知の通り、国際会計基準は、欧州で発足されましたが、アメリカと日本だけが独自の会計基準で企業運営されているわけです。日本より先に、アメリカで「米国会計基準からIFRSへの移行が欧州の場合よりも大幅に複雑で費用のかかる」と主張されれば、当然ですが「日本会計基準からIFRSへの移行」も同様のことが言えそうですよね。

ただ、以下のようにも報告があります。

調査結果によると米国企業のCEOや幹部は、IFRS移行を費用がかかると認識する一方で、「業績管理を中心に財務機能の大幅な改善を図るチャンス」ととらえている。回答者の83%はこう回答し、同時に「計画立案・予算編成・予測、管理報告とその指標、法定報告書の作成に関わるテクノロジやプロセス改善、実務担当者の訓練に投資を行う用意がある」と答えている。

こうした記述があれば、コンサルタントして無視できませんよね。特に「管理報告とその指標」、「プロセス改善」といった言葉が踊っていますから。

今後、日本では更なる観察が必要となると思いますが、その動向には私個人としては、大変興味があるところです。

トレンド , ,

ITの専門知識を持つ公認会計士集団

2009年03月16日

基幹業務系のシステム、特に会計系のシステム構築に関係していると感じることは(というよりも実際に起きている問題としては・・・)監査と呼ばれる方々の乏しいIT知識。会話が成立しないことが良くあり、「新システムに関して詳細を説明しろ」と本当に良くいえたね、って感覚がありましたが。

やっぱり、そうした問題を解決しようと!?立ち上がった集団がありましたよ。「@IT::会計とITの専門家集団、公認会計士の新組織が始動」に詳細が掲載されていました。その名も「日本IT会計士連盟」というらしい。

ITの専門知識を持つ公認会計士で組織する特定非営利活動法人 日本IT会計士連盟は3月16日、東京都からNPO法人の正式認可を受け、4月に活動を開始すると発表

今のところ、たったの10名だそうですが、将来的にもっともっと増えることを祈っていますが・・・どうやら、企業監査には関係ない!?

日本IT会計士連盟はITの専門知識を持つ公認会計士が企業とベンダの間に入り、課題解決策を提案するよう支援する。具体的には会計知識、IT知識に関する教育コンテンツの提供や、資格認定制度、会計ソフトウェアや監査ツールの開発・提供、セミナーなどを行うという。4月28日にはベンダや企業の情報システム部担当者向けのセミナー「国際会計基準(IFRS)が会計システムに与えるインパクト」を開催

う~ん・・・新会計システムへの移行基準策定や注意点のリスト、新会計システムの監査基準など、もっともっと古い会計体質改善のための指針を示すように頑張って欲しいのですけど。きっと、そんな考えを持っているだろうと期待していますよ。

トレンド , , ,

大学生なら複式簿記くらい知ってろよな!

2009年02月09日


岩谷誠治
岩谷誠治サポート我が長女が、どうやら2009年度におけるクラブ活動で会計係を任命されたらしい。小学校時代からやっているフルートをもっと本格的にやりたい、ということで中学校で吹奏楽部へ入部、高校でも吹奏楽部。かなり本格的にやっていたこともあって、大学でも吹奏楽部の経験を活かして、ということだったけど、やりたい勉強があるので週2回の練習のみの同行会へ入会(といっても、部活動に昇進を狙っているそうで、活動はかなり本格的!)。

大学の同行会ですから、全てが自分達での運営!懐かしいね~若き日のことが、何て考えていましたが。長女から「会計、任されたんだよね~何かね、入金と出金の管理をしっかりやっていれば、大丈夫だからって言われたから・・・」ということでした。

ということで、自宅に「入金と出金を管理する」ためのノートを持ち帰り、お金が動くたびに記録すれば良いらしい。ということでノートを覗き込むと・・・

私:「単式簿記!?しかも手計算って!??大学生なんだからさ、せめてコンピュータで複式簿記で管理したらどうなの!??」

大学生:「何それ?」

私:「えっ!?コンピュータで計算したら、って言ってんだけど・・・」

大学生:「そんなこと解っているよ。そうじゃなくて、単式なんとかって何???」

そう言えば、我が娘が会計なんてやっていないでしょう!だいたい「お金の管理」なんてやらせたことが無いし、「お小遣い」とやらも定期的に渡すことはなかったし。だいたい定期的な「お小遣い」を欲しがらなかったし・・・お年玉なんて、もらったって「預かってて」と親に渡していたくらいだから、お金に関しては全くの無頓着な長女のはず・・・こりゃ、困った!親の責任もあるな・・・しかも、このクラブ、会計的にはもう破綻に近いんだけど・・・(まっ、同行会ですから実質、破綻といっても大きな損失があるわけではありませんが。)

そこで、ちょっと責任を感じて、小学生レベルでも解る複式簿記の教材はないかと探しまくりましたが、これが簡単に見つからない!新卒のコンサルタントには、こうした基本を意識したことが無かったけど、どうやって教育しているんだろう・・・ところが、私はほとんど新卒を扱ったことが無い。新卒者をもう15年もコンサルタントとして部下にしたことが無かったし。

かなりの時間をかけて調べて、そして意外なところに、しかもとても丁寧に私の要求を満足してくれそうな本を紹介しているブログあった!その投稿記事はというと、「404 Blog Not Found::仕事、約束、会計。 - 書評 – 国語算数理科しごと」ってやつ。そうです!既に知らない人はいないのではないでしょうか?あの小飼弾氏が紹介している・・・そして、その書籍というのは、岩谷誠治著「国語算数理科しごと」(日本経済新聞出版社:2007年11月)岩谷誠治サポート2です。

本の内容は以下のように記述してあります。

SEを経て公認会計士となった岩谷誠治が、小学校5年生の娘に、会計士ではなく、会計システム開発担当となって会計を1ヶ月勉強したSEが、娘の社会科の宿題である「親の仕事」に関して答えるという設定で書いた一冊。

まさにピッタリ!しかも・・・

本書を読むのに年代や経歴は問わない。学生は本書から知識を、新社会人は本書から知恵を、そしてベテランは本書から表現をそれぞれ学ぶ事ができる。本書から得る者がなにもない、という人は、著者本人か神かどちらかだろう。

上記のように絶賛!こりゃ、購入するしかないっしょ!娘もさることながら、我等がコンサルタントは、複式簿記って知っているよね!?財務諸表って解っているよね?財務会計と管理会計って知っているよね!?大丈夫に決まっている!(と、確信できない私の管理能力が無い?)

書籍紹介 , ,

公認会計士になる!??

2008年12月28日

最近、クライアントのエキゼキティブと話をしていると、管理会計の必要性をしみじみと感じていますが、私は公認会計士ではないし、そうはいってもコンサルタントですから、ある程度の管理会計の知識は持っていると思っているのですが・・・

それにしても、公認会計士の「先生」方は、ロジスティックス(一般に、販売、購買、生産、流通の機能を指す)を知らないので、「先生」方に対しては、ちょっと批判的な私ですが・・・単純に「お金」ベースの話をされても説得力が無いんですよね~「お金」だけが経営資源ではありませんから。ただ、私が出会った公認会計士の「先生」方が知識がないだけかもしれませんけど。

先日、若い公認会計士の「先生」方と忘年会。毎年良く集まるね~内部統制の問題点や公認会計士制度の問題点をなんだかんだと話していたところ、ある公認会計士の友人が私に対して暴言!?を吐きました!

「あのさ、毎年、本当によく文句を言ってるよね!解っているって、言いたいことは。毎年だから・・・疲れるでしょ、毎年この忘年会は。いっそのこと、公認会計士の試験受けたら。財務会計、管理会計、税金に関してなんかは既に解っているでしょうから、法律をちょっとと・・・確か統計学が専門だったよね!だったら、9割がた受かったもんじゃん・・・」

この友人の発言で、一瞬、忘年会の席が固まりましたが、数名の「先生」方が大賛成!「そうだ、そうだ!受験しろ。受かったら俺達もロジスティックスと会計の融合に関してもっと知識を膨らませることができるしな・・・」って、自分で勉強しろよな!ただ、連中はこれ以上、私にいろいろと突っ込まれるのが嫌らしい(というより、うるさいらしい!)なんなんだ、この盛り上がりかたは!

まっ、ちょっと勉強だけはしてもいっか、なんて馬鹿なことを思ったりして・・・ただ、友人がいう「9割がた受かったもの」と指摘する理由も解らないのでは話になりませんので、ちょっと調べてみると・・・(って、今更調べないと解らないんだ~と自問自答したりして・・・)

ふ~ん・・・公認会計士の試験って、短答式(マークシート方式)と論文式(筆記の方法)とがあるんだ~「公認会計士・監査審査会ホームページ」に平成21年度版の受験案内ってやつが掲載されている!ちょっと抜粋してみようかな。

短答式

  • 財務会計論:
    簿記、財務諸表論、企業等の外部の利害関係者の経済的意思決定に役立つ情報を提供することを目的とする会計の理論
  • 管理会計論:
    原価計算、企業等の内部の経営者の意思決定及び業績管理に役立つ情報を提供することを目的とする会計の理論
  • 監査論:
    金融商品取引法及び会社法に基づく監査制度及び監査諸基準その他の監査理論
  • 企業法:
    会社法、商法(海商並びに手形及び小切手に関する部分を除く)、金融商品取引法(企業内容等の開示に関する部分に限る)、監査を受けるべきこととされる組合その他の組織に関する法

論文式(必須科目)

  • 会計学(財務会計論と管理会計論):同上
  • 監査論:同上
  • 企業法:同上
  • 租税法:
    法人税法、所得税法、租税法総論及び消費税法、相続税法その他の租税法各論

論文式(選択科目:1科目を選択する)

  • 経営学:
    経営管理及び財務管理の基礎的理論
  • 経済学:
    ミクロ経済学、マクロ経済学その他の経済理論
  • 民法:
    民法典第1編から第3編を主とし、第4編及び第5編並びに関連する特別法を含む。
  • 統計学:
    記述統計及び推測統計の理論並びに金融工学の基礎的理論

ふ~ん・・・財務会計や管理会計は、どうやら一般的にコンサルタントが知らなければいけない内容のようですね。選択科目では、そう言えば私の専門は統計学!だったら、ちょっと復習すれば何とかなる!?経営学でも良さそうだな・・・

難関は、租税法と企業法。監査論だって簡単ではない・・・というより、これまで必要だと思っていないので、タフだな~

ちょっと興味があるものの今の忙しさでどうにもならないよな!?

知識 , ,