「@IT::PaaSをうまく活用し、生き残るベンチャー」によれば、「クラウドコンピューティングやSaaS、PaaSというキーワードが現実味を帯びてきている」ってことらしい・・・そんなこと、何で今更といった気もしますが、それでも具体的な事例が登場しているということですから、やっぱり気になりますよね。
上記の記事によれば、クラウドコンピューティングやSaaSといったところのメリットを以下のように解説しています。
中小企業にとってのSaaSやPaaSの魅力は、何といっても「初期コストを削減できる点」と「企業規模に関係なく、既存のサービスメリットを享受できる点」だろう。大企業が構築したシステムと同等のものを、数名規模の会社でも利用できる。しかも、課金はユーザー数に比例するケースが多いので、利用料も数名分で済む。また、月額課金の場合が多いので、駄目だったら利用を止めればよい点も魅力だ。自社開発システムであれば、初期投資が多いだけに “止めたいのに止められない” ケースも多いからだ。
う~ん・・・そうなのかな~と個人的には思うのですが。私個人としては、大規模システム同等のシステムに対して、利用する機能を少ない段階から、少しづつ拡張していける、というのが最大のメリットのような気がするのですが。
クラウドコンピューティングは、最初から多くの機能が準備されていますが、それらを一気に使おうと考えずに、少しづつ拡張していくのがコツですね。あれもこれも使いたくなると思いますが、そこは我慢のしどころです。欲張らない!これが成功への近道です。
脚注:[1]
SaaS(Software as a Serviceの略、サース)とはソフトウェアをサービスとして提供するソフトウェア販売の新しい形である。具体的には、従来の「ライセンシング」という形でパッケージソフトを販売し収入を得るのではなく、ソフトウェア機能をインターネットを通じて「サービス」として提供し、月額使用料というような形で収入を得る事業モデルである。(「Wikipedia::SaaS」より)
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SaaS, クラウドコンピューティング
興味深いニュースを発見・・・「@IT::ローソン、セールスフォース「Force.com」に移行」がそれですが・・・ちょっと引用しておきましょうね。
セールスフォース・ドットコムは4月14日、コンビニエンスストア大手のローソンが、セールスフォースのクラウド・プラットフォーム「Force.com」に情報システムを移行させたと発表
ちょっとこれだけでは理解できませんが・・・当然ですが、ニュースは続きます。
移行させたのは、これまでLotus Notesで利用してきたアプリケーション。Force.comでWebアプリケーションとして再構築し、情報を一元的に管理できるようにした。(中略)Force.comを使うことで文書ファイルも含めて関連性のある情報を一元管理可能になる。定量情報だけでなく、定性情報もグラフにして可視化できるなど、従業員の生産性向上への寄与も期待している。
文書ファイルも一元管理!?これってどういうことでしょう・・・アプリケーションでは、ワープロ的なアプリは存在しないから、単純にファイルを管理するということでしょうか。どうやって実現しているのでしょうかね。気になりますね。
トレンド
クラウドコンピューティング, セールスフォース
本サイトでは、既に何度も御紹介しているクラウドコンピューティングですが、市場では、Google、Amazon、Salesforce といったところがリードしているように感じますが、いよいよマイクロソフトが本格的にサービスを開始するようですね。
「@IT::クラウド版 Exchange は月1044円、MSが価格発表」によれば、以下の通り。
マイクロソフトは4月6日、日本語ベータを無償提供中で、4月中に商用サービスを開始する予定のクラウドサービス「Microsoft Online Services」の提供価格を発表した。Microsoft Online Services は Exchange Server や SharePoint Server の機能をオンライン経由で利用できるサービス。
(中略)
Microsoft Online Services は「Exchange Online」、「SharePoint Online」、「Communications Online」、「Live Meeting」で構成。マイクロソフトは4製品を統合したスイート製品「Business Productivity Online Suite」(BPOS)も用意。
つまり、Microsoft Online Services は、4つの製品で構成されているということですね。各製品に関する説明は、上記の投稿記事と関連して、「@IT::MSのクラウドサービスは「そんじょそこらのサービスとは違う」」にあります。
Exchange ServerやSharePoint Serverの機能をオンライン経由で提供するクラウドサービス「Microsoft Online Services」の日本語ベータを開始したと発表。(中略)提供を開始するのは;
- Exchange Online:電子メールと予定表共有、会議室予約の機能がある。
- SharePoint Online:ファイル共有、ポータル、掲示板、情報共有サイトが使える。
- Office Communications Online:インスタントメッセージと在席情報の機能を使える。
- Office Live Meeting:Web会議とアプリケーション共有がある。
この4つはそれぞれ単品で提供すると同時に、4製品を統合したスイート製品「Business Productivity Online Suite」(BPOS)としても提供。
Word、Excel、PowerPoint がクラウド化されるわけではないんですね、って当り前かな!?それともアプリケーションの共有ということは、同じようなサービスが提供されるのかな。
いよいよ、マイクロソフトがクラウドコンピューティングに本格的に参入するのですから、Google、Amazon、セールスフォース等のマーケットリーダーはどうやって対応するのでしょう。既にパートナー企業も多いようですから、ちょっとこれから動向に注目ですね。
トレンド, ネットライフ
クラウドコンピューティング, マイクロソフト
「@IT::IBMがプライベート・クラウド支援、“社内Amazon EC2”実現へ」というニュースを発見。これまでも投稿記事として記述していますが、クラウド・コンピューティングはトレンドのようですが、プライベート・クラウドという世界があるらしい・・・
日本IBMは3月12日、企業が社内で利用するクラウド・コンピューティング環境の構築支援を開始すると発表した。米アマゾンや米グーグルが提供するパブリック・クラウドとは異なり、社内のシステムとリソースを活用し、社内向けにITリソースを提供する「プライベート・クラウド」を実現するための各種サービスを提供
ふ~ん・・・社内のシステムとリソースを活用するんだ~どうも良く解りませんが、これまでのネットワークと何が具体的に違うのかな!?アプリケーションはどうするんだろう!?ワープロや表計算(スプレットシート)なんていうのが、社員で共通に使えるようになるのかな!?ファイルをサーバーにおいて、複数人が共通で使うことができる!?
記事はさらに続きます。
プライベート・クラウドは社内データセンターのITリソースを統合し、新しいビジネスやシステムに対して、迅速かつ柔軟にITリソースを提供できるようにする。データセンターの運営はできるだけ自動化し、運用管理コストも下げる。これまでのデータセンターは手作業の運用が多く、新ビジネスの立ち上げなどで IT環境を新しく用意するために時間がかかることが多かった。
浅知恵のコンサルタントである私には、これじゃ解んない!ただ、日本IBMは、上記に関連して、ビジネス・コンサルティング、テクノロジ・コンサルティング、設計/構築サービスの3つを提供するらしい。結局は、コンサルティングは必要ということね!
- ビジネス・コンサルティング:プライベート・クラウドの構築で実現できるコスト削減効果やITサービスの柔軟性向上について分析し、顧客企業が採るべきクラウドの全体像を示す。そのうえで構築までのロードマップ作成を支援
- テクノロジ・コンサルティング:顧客企業のIT環境内でクラウドを適用するエリアを策定し、既存ITサービスをクラウド環境で実現するための戦略とロードマップ作成を支援
- クラウドの設計/構築サービス:プライベート・クラウド上で利用できるITサービスのカタログ作成を支援する。そのためのテンプレートを提供し、ユーザーインターフェイスの設計と開発を行う。ITサービスを標準化し、運用も自動化することでIT部門のコスト削減
ふ~ん・・・何やら大事に記述されているけど、どうなるのかな・・・個人的には興味津々ですが、まだまだこれからといったところかな。ただ、どう解釈しても、上記は「社内」という意味では、クローズされた環境のような気がしますが違うんでしょうかね!?
ネットライフ
IBM, クラウドコンピューティング
「@IT::クラウド市場は2012年に420億ドル規模に」という興味深い内容の投稿記事が公開されました。
公開記事によれば、クラウドコンピューティングの市場は4年後に現状の3倍になる、というもので以下のように記述されています。420億ドルって・・・私個人としては、「意外に小さいな~」なんですけど・・・
調査会社のIDCは3月5日、2012年までにクラウドコンピューティングへの投資は今後4年で約3倍になり420億ドルに達するという予測を明らかにした。これはIT投資の25%に相当する額で、IDCでは今後加速度的に増えていくだろうとしている。
公開記事によれば、「日本を除くアジア・太平洋地域の696人のCIOやIT管理者に対して同社が行った1月の調査」によれば、以下のようにクラウドコンピューティングに対して批判的な意見も多いようですが。
否定的な意見も多く、「ほとんどはベンダによるハイプ」(8%)、「昔からあるコンセプトの言い換え」(18%)、「判断するには未熟で時期尚早」(22%)など、約半数の回答者はクラウドコンピューティングの現状に対して懐疑的であることが判明
市場が単純な「流行」でクラウドコンピューティングに走らないと良いのですが、古い会社体質に拘っている企業が目的を明確にしないままでのクラウドコンピューティング導入することは、絶対に避ける必要があると思いますよ。また、長期で考えた時に、クラウドコンピューティングのコストメリットは、真剣に分析する必要があります。サービスによっては、自社内でシステムを構築した方が安上がり(単純に価格だけではなく・・・)というケースも多々あるようですから。
今年の大注目は、何といってもクラウドコンピューティングであることには変わりはありませんが、基本的にコンサルタントは、「単純に良いもの」として判断するのではなく、どんな時に、どんな形で、どんなクライアントが導入するにが良いのか、または悪いのかをしっかりと判断する必要がありそうです。
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クラウドコンピューティング

最近、無性に気になる池田信夫氏ですが、以前の投稿記事、「Google Chrome ってクラウドコンピューティングだったんだ!」でリストした池田氏の推薦本、ニコラス・G.カー[1]著「クラウド化する世界」(翔泳社:2008年10月)
を読了しました・・・久し振りに夢中になって読んだかな。
文中には、SAP やセールスフォースに関する記述があちらこちらに登場していて、とにかく興味深いです。技術的な Know-How はまったく記述されていませんが、我々のようなコンサルタントにとっては、必読書かもしれませんね。というより、内容に関して理解しておく必要がありますよ。何といっても、これからクラウドコンピューティングによって、コンサルタントが必要なくなる、と主張していますからね。
先日、クライアント向けにセールスフォースのデモを実施しましたが、カスタマイズはお客様のレベルで可能だし(簡単なトレーニングを受ければ、直ぐにでもカスタマイズができるようになる!)、ほとんどが標準機能を利用することによって、複雑な業務のサポート機能を使うことできます。
ハードウェアをセットする必要が無いし、ソフトウェアをインストールする必要もないんですから、これまで膨大な投資をしなければいけなかった基幹業務系の情報技術が、本当に手軽に手にすることができるんですから、コンサルタントは必要なくなるかもしれませんね。
ただね、結局は技術レベルでは身軽になるかもしれませんが、業務改革は必要なはずなんですよね。ソフトウェアの形式がクラウドコンピューティングになっても、その機能に合わせて何をするのか、どうやって効果的に使うのかは、クライアント次第で、そのための Know-How はやっぱりコンサルティングが必要になるんじゃないかな・・・
脚注:[1]
カー,ニコラス・G.(Carr,Nicholas G.)
ダートマス大学で学士号を、ハーバード大学で修士号を取得。1997年から2003年にかけて「ハーバード・ビジネス・レビュー」誌の上級編集者を務める。現在はビジネスライターとして、経営戦略・情報技術やその相互関係などを主なテーマに、「フィナンシャル・タイムズ」や「ボストン・グローブ」ほか多数に寄稿。また、「インターネットと社会に関するハーバード会議」「ハーバード・ビジネス・スクール戦略とビジネス環境会議」などでも講演を行っている。
書籍読後感
SAP, クラウドコンピューティング, セールスフォース, ニコラス・G. カー

コンサルタントだというのに、最近はめっきり新聞や雑誌を読まなくなりました・・・インターネットの方が情報が速い、というのが大きな理由ですが、本音のところは、自分が「怠慢」になったのだと思っています。特に雑誌は、店頭で内容を確認しても、「これは読んでみたい!」と思える記事が少なくなってしまって。若い頃(と言っても、それほど前ではありませんが・・・)、朝日新聞、読売新聞、毎日新聞、日本経済新聞、産業新聞、株式新聞を購読、雑誌は週刊誌や月刊誌を含めて、14雑誌を購読していたころが懐かしいですね。
そんな「怠慢」なコンサルタントに成り下がっていますが、それでも何となく購入し続けている雑誌が「PRESIDENT」です。というか、以前はまったく興味が無かったのに、最近では最も購入している雑誌の一つです。原因は、いつか分析したいと思っていますが、特に思い当たる原因は今はなく・・・そして、自宅に積んであった「PRESIDENT (プレジデント) 2009/01/10発売号:勝ち残る人が読む本 落ちる人の本」
を読み返していました。600冊も「役に立つ」書籍がリストされているそうですが、この雑誌に限らず、こうしたカタログ的な雑誌の特集号は購入することにしています。
ちょっと前置きが長くなりましたが、「PRESIDENT」の「世の中の読み方」に、池田信夫氏が「インターネットの未来を考える本」というページを投稿しています。普段は、池田氏のブログを閲覧することはありませんが、この「インターネットの未来を考える本」はちょっと興味深い。
特に、「Google Chrome::グーグルクローム」に関して、「機能の少ない閲覧ソフト」としていながら、以下のような記述があります。
複数のページを開いたとき、各ページの動作が独立していて、一つが暴走してもほかに影響しない。クロームは閲覧ソフトではなく、複数のソフトウェアをインターネットで並列に実行するプラットホームなのだ。(p.127)
上記のようなインターネットを共有するインフラとして使う発想を「クラウドコンピューティング」という、としています。な~るほど・・・全く気が付づかずに、私自身がクラウドコンピューティングを実践していたなんて!(というより、時代に流されている、という悲劇でもありますが。)
既に、Google Chrome でスケジュール管理、ドキュメント管理を他のコンサルタント実践していて、個別のハードウェアに依存しない環境ができています。ブラウザさえあれば、ワープロや表計算ができるし、同時進行で、離れ離れの世界で、まったく同じ資料を使ってプレゼンテーションでさえできる。
こうした最先端の世界にどっぷりとつかっていなければコンサルタントは務まらない、というのが日に日に実感として感じていますが・・・これからどこへ向かうのでしょうね!?
さて、クラウドコンピューティングに限らず、インターネットの未来を考える、として以下の3冊の書籍を池田氏が紹介しています。
タイトル的に如何にも興味深いのは一冊目かな・・・2冊目は、「ソーシャル・ネットワーキング」に関して、3冊目は、クラウドコンピューティングをビジネスの視点から論じているそうな。どれも読んでみたいけど・・・
ネットライフ, 書籍リスト
Freeware, Google, クラウドコンピューティング, ブラウザ, 池田信夫, 雑誌記事
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