最終最強の知的生産術
![]()
最近のマイブームは、脳科学と心理学。和田秀樹[1]氏の書籍は数冊読了していますが、そのほとんどが心理学の書籍。軽快な文章が結構好きで、気楽に読めることも手伝って、ちょっと大袈裟なタイトルの和田秀樹著「和田秀樹の“最終最強”知的生産術」(Mainichi business books:2008年6月)
を購入。読了しましたが・・・
結構面白かった・・・実は、脳科学や心理学の「先生」が書いた知的生産術ってやつを基本的には馬鹿にしているところがあって、内容には全く期待していなかったのですが、あれよあれよ読み進んでしまいました。流石は、心理学の専門家!?読み手の「心」を見抜いている!??
私個人、ちょっとした驚きは・・・本書の最後に「ビジネス脳を鍛える本」という章があるのですが、その章において、なんとなんと、本ブログで紹介している波頭亮著「プロフェッショナル原論」(ちくま新書:2006年11月)
を取り上げているんです。
不思議なもので、興味のある書籍が共通だと、何とも親近感が出てくるものでして、一気に和田秀樹氏に興味が湧いてきました。どうも最近面白い本が少ないので、和田氏の本をこれを機会にまとめ読みしてみようかな・・・
脚注:[1]
和田秀樹(ワダヒデキ)
1960年大阪府生まれ、精神科医。東京大学医学部卒、東京大学付属病院精神神経科助手、アメリカ・カールメニンガー精神医学校国際フェローを経て、日本初の心理学ビジネスのシンクタンク、ヒデキ・ワダ・インスティテュートを設立し、代表に就任。国際医療福祉大学大学院教授。一橋大学大学院特任教授。老年精神医学、精神分析学(特に自己心理学)、集団精神療法学を専門とする。2008年3月に初監督作品の『受験のシンデレラ』を上映(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
思考の整理学:メモとノート
![]()
出版されたのが 1986 年と古いのですが、未だに本屋に積んである文庫、外山滋比古(とやましげひこ)著「思考の整理学」(ちくま文庫:1986年4月)
に興味があって、早速購入して読み始めましたが。これが結構面白い!
特に私個人としては、長年メモ帳やノートをどうやって使い分けようかな~と迷っていたのですが、アイディアをいつでもどこでも書き留めるためには、メモ帳を利用し、暫くねかせて(時間を掛けて・・・)から、ノートに書き移す。更に、時間を掛けてから、ノートに書き移しておいた内容を更にノートにする!
こうして明確にメモとノートの使い分け方を区別している著書はなかったのでは!?ちょっと手順を踏んで解説しておきましょう。
手帳を準備する!
アイディアや思い付きなどは、いついかなる時でも湧いてきます。そうしたアイディアや思い付きを「後でメモろう」と考えても直ぐに消えてなくなってしまいます。そんなことが無いように、常にメモ帳を持ち歩きます。私は、これは実行していますから、特にこれから実行しなくてはいけないようなことはありません。
私は、メモ帳として「Rhodia No11」を常に、プライベートの行動の時も仕事の時も持ち歩いています。ちょっとしたメモは全てこの「Rhodia No.11」へ書き込んでいます。ポロシャツの胸ポケットにも忍ばせることができるサイズですので、とっても重宝しています。
更に、システム手帳(バイブルサイズ)は仕事で持ち歩いています。スケジュール用を兼ねていますから当然といえば当然なのですが・・・「Rhodia No.11」に書いたメモは、必要なものはシステム手帳用のパンチで穴を開けて閉じ込んでいるし、必要ないメモは捨てるようにしています。
さて、システム手帳のメモのですが、「思考の整理学」を参考にすると、
- 連番を付けて、とにかく列記してしまえ!
- 要点のみを簡潔に書け!
- 日付を記入せよ!
- 欄外に見出しを付けよ!
それほど難しいことは無いですよね!早速参考にして実行しようと思いましたが・・・結構簡単です。ただ、重要なことは、こうしたメモを読み返すこと!これまでも試行錯誤して、似たようなことは実行していましたが、結局は「メモを頻繁に見返すこと!」に尽きるような気はしますが。
ノートへメモを拡張する!
メモは、上記のように私なりに実行していた事もあって、さほどめんどくさくなく実行できそうです。肝心なのは、このノート!これまでは、上記のメモ帳とノートに書く内容に関して、「何を違えれば良いのかな~」と迷っていました。ノートにも手帳にあるのとまったく同じ内容を書き写したりして・・・手間だな、というのが率直な感想で継続したことがありませんでした。
しかし、この「思考の整理学」で明確にメモとノートの違いを理解することができました!(というよりも、参考になりました!)
まずは、書き溜めたメモを見返して、これは面白いと感じるメモをノートに書き写す。ただ、単純にメモをノートに書き写すのではなく、以下のように書いていきます。
- 見出し(テーマ)を書く!
- 手帳にあったメモを連番と共に箇条書きで書き写す!
- 上記の際に、更に思いつくことを書き加える!
上記に加えて、書き写した日付、必要な雑誌や新聞の切り抜き等があればそれを貼り付ける!
こうなると、明らかにメモとノートが相違することが解りますよね。この時に利用するノートは、安物ではなく、しっかりしたノートを選択するように推薦しているもの好感が持てます。
メタ・ノートへメモを作成する!
上記のノートに記した項目に関して、更に興味があるテーマに関して、更に拡張していきます。見出しを付けたり、箇条書きを写したり、気が付いた事を更に加えるというのは、上記のノートと同様に実践します。重要なことは、1 テーマ見開き 2 ページで収めること!スペースを充分にとり、後から書き込めるようにすることも重要だ、と説明しています。
また、面白いのは、スペースがなくなったら、ページを貼り付けて見開き 2 ページを確保すること。同じテーマを複数ページに渡って記録するとどうしても後から見返すときに見落としてしまう危険がある、というのです。これも充分に賛成できますよね!
こうして総括してみると解り易い!って、結局は自己満足かな・・・
私を進化させた10人の著者
本ブログの投稿記事、「勝間和代女史の読書進化論」で記述した「私を進化させた20人の著者」は、結構インパクトがありました。私個人として、そんな事を記録しようなんて思いもよりませんでしたから。私も自分なりの俺流「私を進化させた20人の著者」を記録しておこうかな、と考えていると、やっぱり世間には同じようなことを考えている方々が多いようでして、同様のリストがあっちこっちで登場しています。
今は亡き、石川馨(いしかわかおる)氏、水野滋(みずのしげる)氏、木暮正夫(こぐれまさお)氏は、私の人生を大きく変えた重鎮です。戦後の日本を「品質管理」という経営技術を軸に、立て直しに貢献した有名人だったのですが。いまや知る人が少なくなってきたのではないでしょうかね。また、谷津進(やつすすむ)氏も私に大きな影響を及ぼした方なのですが、若くして肝硬変で亡くなった・・・
更に、赤尾洋二(あかおようじ)氏は、もう私の人生を狂わせた、と言っても過言ではないような方でして・・・コンサルタントになる決定的な一打を私に浴びせた忘れてはいけない人。赤尾氏の「お前みたいなコンサルタントはアメリカへ行ってこい!」との根拠のない一言で、全てをなげうってアメリカへ渡ったのですから。こうした重鎮達から教わったビジネスのコンセプトは、今だに私のコンサルタント業の根幹を形成しています。
上記の重鎮達・・・確かに私の人生を左右するような影響力がありましたが、著者ではないんですよね・・・確かに、全ての方々が書籍を市場に出していますが、私を進化させたような書籍ではなかった!余りにも専門的な内容の所謂教科書の著書ですから、当たり前なのかもしれませんが。
ちょっと前振り!?が長くなりましたが、私も勝間女史に習え、ということで「私を進化させた20人の著者」をリストしよう・・・と努力したのですが、なかなかリストが完成しません。結局、私を進化させてくれるような著者との出会いが無い!?寂しいですね~ただ、「私を進化させた10人の著者」は間違いなくリスト。
それでは、その10人をばリストしましょう。
- 立花隆
- 内田樹
- 林成之
- 池谷裕二
- 岡本正善
- 佐藤富雄
- 野中郁次郎
- 谷津進
- マイケル・クリントン (Michael John Crichton)
- ジョン・グリシャム (John Grisham)
最初の3著名人は、何といっても私の生活や仕事のスタイルまでに影響力がありました。立花氏は、私の仕事に対する方法を、内田氏は、私のそれまで考えていた思想を、林氏は、「人」に対する考え方を成長させてくれました。池谷氏、岡本氏、佐藤氏は、私に新しい知識としてのヒントをくれました。野中氏、谷津氏は仕事そのものに変化をくれました。最後の2名は、私に小説を読むという興味をくれました・・・しかも英語で!
内田氏と岡本氏は、今だにマイブーム。これからおいおい御紹介していきましょう。
プロフェッショナルの定義
定義に拘るのは、コンサルタントの一種の癖!?。何でもかんでも、どう定義するかが話題になります。既に公式に定義されている内容でも、「我々は、こう定義する」と勝手に解釈して定義するのもコンサルタントです。
先にご紹介した新書、波頭亮著「プロフェッショナル原論」(ちくま新書:2006年11月)
でも最初の章に「プロフェッショナルとは」として定義を記述しています。
プロフェッショナルとは、一言で表すならば、「高度な知識と技術によってクライアントの依頼事項を適えるインディペンデントな職業」と定義することができる。
書籍そのものには、この定義に関して、詳細が説明されているのですが、どうもカタカナが多い。昔、私が若いころ、やはり定義に拘り試行錯誤してた時代がありますが、あるクライアントから「いろいろと定義することは重要だが、もっと解りやすくすることが必要じゃない?だいたいカタカナが多過ぎるよ!」と指摘されたことがあります。コンサルタントから言わせれば、「カタカナで定義するにはそれなりの理由がある」と言い訳したいところですが、実際にお客様が理解できないのであれば、定義自体が意味がなくなってしまいます。
波頭氏のプロフェッショナルの定義も、「クライアント」と「インディペンデント」とこの短い定義の中に、2つもカタカナが含まれています。クライアントという言葉は、多くの人が理解できると予想しますが、「インディペンデント」というカタカナ用語は、一般的ではないような気がします。どういう意味??と必ず質問されそうですよね。しかし、こうした拘りもコンサルタントとしての重要な資質でしょうから、これはこれで優れていると感じます。
さて、この定義、3つの要件を備えているとしています。その3つをリストしておきましょう。
- 職能に関する規定
- 仕事の形式に関する規定
- 身分に関する規定
この3つの要件に関しての詳細は、実際に親書を手にとってじっくりと理解して欲しいと思います。ただ、「な~るほどな~」と感心させれることが多いと思いますので・・・
プロフェッショナル原論
![]()
「コンサルタントとは」ということに関しては、以前から何度も何度も御紹介してきました。自分なりに考えていることがあるから。それでも、なかなか堂々とはこれまで語ってきませんでした。なぜなら賛同してくれる方がいないのでは、と思っていたから。
そんな時に、ふっと立ち寄った本屋で見つけた新書があるんです。波頭亮著[1]「プロフェッショナル原論」(ちくま新書:2006年11月)
がそれ。
コンサルタントたるもの、最低でも週一回は書店に立ち寄り、新しい話題はないか、どんな話題が旬なのか、注目の著者は何か新しい書籍を出版していないか等々、書店での観察は重要な仕事の一部だと考えています。
そんな事を考えて立ち寄った書店。時は2007年2月と結構前なのですが、新書と呼ばれる書籍がまさにブーム真っ盛りといった感じで、本自体のサイズが、とっても都合が良いし、読み切るという観点からは、丁度良い量。ましてや価格は、1000円を超えることが無く、購入し易いということも手伝って。
その時にあった「プロフェッショナル」と銘打ったコーナー。「また、プロフェッショナルでもない連中が、やたらとプロフェッショナルを語るなよ!」何て考えながらそのコーナーを覗いてみると・・・一冊の新書が積み上げてあったわけです。それが、「プロフェッショナル原論」というタイトルでした。何が原論だ・・・と、ほとんど内容に対しての期待は無かったのですが、ちょっとページをめくってみると、何とも心地良くすらすらと読めていく。暫く立ち読み。すると「まえがき」に以下の一文が掲載されていました。
医者や弁護士等の長い歴史を持つプロフェッショナルな職業は、国家試験や公的資格によってプロフェッショナルとしての身分が保証されているが、一方コンサルタントには何の試験もない代わりに、何の資格も保証もない。だからこそコンサルタントが認められるためには、プロフェッショナルとしての実質が強く問われることになる。
日頃から、医者や弁護士、公認会計士等の所謂「先生」と呼ばれる人達と我々コンサルタントでは大きな違いがある、と信じて業務をしてきたので、この一文はある種、痛快でした!コンサルタントとしてのポジションを最初から最後まで崩す事無く(当たり前かも・・・)、正に私が言いたかったことを本当に明快に記述しています。これまでにこうした書籍が存在しただろうか、といった単純な疑問も沸いてきました。
コンサルタントの方々には、真の!?コンサルタントを知るための正に「原論」をみたような感動を与えてくれたこの書籍、是非一読して頂きたい、と感じています。
脚注:[1]
波頭亮(ハトウリョウ)
1957年生まれ。80年、東京大学経済学部経済学科卒業。82年、マッキンゼー&Co.を経て88年、経営コンサルティング会社(株)XEEDを設立。幅広い分野における戦略系コンサルティングの第一人者として活躍を続ける一方、明快で斬新なヴィジョンを提起するソシオエコノミストとしても注目されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
外資系コンサルタントって何だ!?
最近ちまたでは、外資系コンサルタント、なんていう言葉はやっているのでしょうか?いったいどんな人達なのでしょうか。とっても知りたいですね。「@IT 自分戦略研究所::外資系コンサルタントのつぶやき 第1回」によれば・・・
ITエンジニアの転職先として人気のIT系コンサルタント。中でも外資系コンサルタントは、イメージや待遇などがいいためか人気がある。ブローシャ(会社案内)や転職雑誌を読むと、ついついきらびやかな世界をイメージしてしまう。
結局何だか解りません。所謂、公認会計士が集団でビジネスコンサルティングの部門を独立させたグローバルコンサルティング会社ってところなんでしょうかね!?海外にも多くの支社があって、世界中に仲間が集う、といったところなんでしょうか。(投稿記事、「Big 3 ならぬ Big 5 と呼ばれるコンサルティングファームがあった・・・」を参照下さいませ!)
そういう意味では、私も「外資系コンサルタント」でした・・・しかもマネージングディレクタとかいうトップです。外資系だとパートナーと呼ばれることもあります。
確かに、上記で示されているように、「イメージ」や「待遇」が良いように解釈されています。それは「外資系コンサルタント」という仕事の経験がない人達ですね、きっと。実態は、随分と違いますよ。実力がなければ、容赦なく切り捨てます。長期に渡って利益を捻出できなければ「実力がない人」と判断されて、どんなに実績があっても切り捨てられる対象になります。10年以上も所属する会社を満足させるような利益を稼ぎ出す「外資系コンサルタント」なんて一握りです。仕事量も膨大です!一日、20時間なんてことだって、当たり前のようにありますから。
それこそ、コンサルタントして一攫千金を狙うなら「外資系コンサルタント」はまさにもってこいかもしれません。人生、既に80年・・・外資系コンサルタントして若きにおいて所属するのはちょっと寂しい気がしますが。
神田昌典氏の非常識な成功法則
![]()
先日読了した新書、勝間和代著「読書進化論 – 人はウェブで変わるのか。本はウェブに負けたのか」(小学館101新書:2008年10月)
の最終章の「私を進化させた20人の著者」に掲載されていた神田昌典氏[1]がちょっと気になって、早速神田昌典著「非常識な成功法則」( フォレスト出版:2002年6月)
を購入、一気に読了しました。
神田氏が「非常識」という8つの習慣が紹介されていて、いくつかの習慣は私個人も既に実践していて、「ふ~ん・・・非常識なんだ!?」とちょっと驚きと共に、感心させられたものでした。こうした日常の事項を総括できる、というのが凡人ではないのでしょうね。特に難しい習慣はありませんし、「年収を10倍にする」ための習慣として、実行するかしないかが大きく成功を分ける、と主張していますから、実行してみたら如何でしょうかね。
神田氏も主張していますが、どんなに自己啓発の書籍を読了しても実行に移さなければ意味がない、ということで全くその通りだと私も思っているわけです。
さて、神田氏が語る「8つの習慣」をリストしておきましょう。
- 第1の習慣:やりたくないことを見つける
- 第2の習慣:自分にかける催眠術
- 第3の習慣:自分に都合のいい肩書きを持つ
- 第4の習慣:非常識的情報獲得術
- 第5の習慣:殿様バッタのセールス
- 第6の習慣:お金を溺愛する
- 第7の習慣:決断は、思い切らない
- 第8の習慣:成功のダークサイドを知る
上記の習慣1、2、3は、脳科学や心理学がベースになっていて、意外に簡単に実行できるはずですから、誰でもまずはやってみることです。自分の目標をとにかく書くこと!そして、その書いた目標を一人眺めてニヤニヤすることで目標が達成できる・・・これを信じるか信じないかは、読者が決めることですので。ただ、脳科学や心理学を勉強すると、これが科学的に根拠がある、ということは理解できます。
私にとっては、「お金を溺愛する」という習慣に記載されている匂いやデザインまで溺愛すること・・・という習慣。クレジットカードを主体にして生活している私は、キャッシュを持ち歩かないので、お札を眺めることが少ないんですよね・・・もうちょっと現金主義に変化する必要があるのかもしれませんね。
注:[1]
神田昌典(カンダマサノリ)
実践マーケッター。上智大学外国語学部卒。在学3年次に外交官試験合格。4年次より外務省経済局勤務。その後ニューヨーク大学・経済学修士およびペンシルバニア大学ウォートンスクール・経営学修士(MBA)取得。コンサルティング会社勤務を経て1993年米国ワールプール社勤務。1995年同社日本代表に就任。人なし、予算なし、商品なしの状況から、2年で年商8億円の規模に育てる。1988年株式会社アルマックを設立。コンサルティング業務を行うとともに、顧客獲得実践会を主宰。発足後4年で全国3600社を超える中小企業が参加。現在、ダイレクト・レスポンス・マーケティングを実践する組織としては日本で最大規模である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



最近のコメント