ここ数回の公開記事で、海外出張に関する内容を公開してきました。単純に記述すれば、タイと中国へ出張したという内容です。今回、タイと中国への出張中、私個人での最大のチャレンジは、何といっても中華料理にトライしたこと!
私は、知る人ぞ知る「中華料理が大の苦手!」なコンサルタントです。まっ、「タイ料理」も苦手ですが、タイでは日本食レストランを必ず探して、日本食しか食べ無いようにしていますから、特別に記述することはないのですが。
今回の出張には、3人の中国国籍のコンサルタントが一緒です。よって、中国語は勿論ですが、その他中国系のこと(文化や習慣といったこと)は、いつもよりはかなり安心して出張が可能でした。そこで、調子に乗って、中華レストランへ。といってもホテルの中にあるレストランでしたけど・・・
注文は、中国国籍のコンサルタントにお任せ!しかも、1人の中国国籍のコンサルタントが、通常の中華料理が苦手という変わり者だった!一抹の不安もありましたが、「お任せ」で料理が出てくるのをじっと待っていました・・・
すると・・・前菜から始まって、肉料理やら魚料理やら、大量に出てきましたが、どのメニューも私が想像していた中華とはまったく違っていて、甘辛い味付けで、いつものような香辛料の強い感じが無い!そこで、質問してみると・・・
「広州料理は、基本的に甘口の人向き」の料理だとか!
そうだったの?辛い印象があるのは、四川料理だけで他の料理はそうでもない、との中国国籍のコンサルタントから指摘がありました!ま~ったく知りませんでした。
そこで、ちょっと調べてみると、意外なウェブサイトに広州の紹介がありました。それは、「JAL国際線 – 華やかで豪快な料理に驚嘆 食在広州~本場の広東料理を堪能~」がそれで、なんとなんと JAL のウェブページ。ちょっと引用しておきましょう。
ビジネスであれ、旅行であれ、中国を訪れる大きな楽しみといえば食。北京料理、広東料理[1]、四川料理、上海料理が中国4大料理と称されるが、中でも本場で堪能してみたいのが中国南部(華南)・広州での広東料理。(中略)広州はまさに歴史的に認められたグルメスポットなのだ。広東料理は素材の味を生かした調理法と淡白な味付けが特色で、ビギナーでもおいしく味わえる。
え”~全く知らなかった!中国4大料理っていうのも知らなかったし・・・広州料理が広東料理の一種というのも知りませんでした。更に、
「食在広州(食は広州にあり)」を体感するなら、一度は本格的なコース料理をご賞味あれ。貿易都市だけあって、海の幸、山の幸など食材が各地から集まってくるため、料理は多彩。
確かに、海の幸、山の幸といろいろなものだった!コース料理ではありませんでしたけど、最後に出てきたチャーハンも想像以上に美味しかったぞ。これには、帰国後でも相当驚いている私です。
7名・・・ビールをいったい何本注文したのでしょう。紹興酒(しょうこうしゅ)も1本注文して、全てで1,600元っていうのも素晴らしく安い食事でしたね。
脚注:[1]
「Wikipedia::順徳料理」より、広東料理に関して以下の記述がありましたので引用しておきます。
広東料理と呼ばれるものは、広東省内の各地の名物料理の集大成であり、この中には大きく分けて広州料理、潮州料理、東江料理(客家料理)、順徳料理の四大料理があるとされる。
広州市の南郊にある順徳は、明代の1452年より順徳県という名の場所であったが、広州と地理的にも結びつきが強く、料理も互いに影響を与えあって発展したため、広州料理と明確に分けて考えることは難しいが、素材や味付け、調理手法などに、順徳料理ならではの特徴はみられる。
知識
中国, 海外出張
【追記】
世間は、脳科学ブーム!?なんでしょうかね!?TBS系で「Mr. Brain」という木村拓哉氏主演のテレビ番組が始まりましたね(って、私は初回の放送から真剣に観ていますが・・・)。内容はというと・・・まるで池谷氏の著書を参考にしているような内容で、読了後に見るとこれまで以上に面白いですよ。
ちょっと調べてみると、この番組の脳科学に関する監修は、泰羅雅登(たいらまさと)氏と記述されています。どうやら、日本大学総合科学研究所の日本大学医学部先端講座教授というのが肩書きのようですね。
【公開時、オリジナル投稿記事】

国内ではありますが、出張が多い今日この頃。私個人は、2社、3社と1日でのクライアント訪問を実行しなければなりません・・・年齢的にとても辛くなってきましたが・・・ただ、クライアント間の移動は、私にとって大きな勉強時間になる!
先日も、名古屋出張。新幹線で1時間40分ほど。往復3時間は、たっぷりと移動時間ですから、じっくりと本を読むことができます。そして、久し振りに脳科学の本、池谷裕二[1]著「単純な脳、複雑な「私」」(朝日出版社:2009年5月)
を一気に読了。
長女が心理学系の大学の学部に入学してから、「長女に負けてはいけない」と何とも小さなきっかけから心理学の勉強を始めたのですが、選択した著書が悪かったのか、どうも心理学そのものが「オカルト的な統計学」といった感触しかなく、「これで心理学という学問が存在するのは如何なものか」なんて勝手に解釈していたのですが、そうした中、出会った脳科学が、科学的な根拠に基づいて、何とも素晴らしい世界を私にくれました!脳科学をベースにして、心理学を勉強し直すと、何ともオカルト的な心理学の世界が、実は脳科学ですっきりと解明できる!
前置きが長くなりましたが、私はこの池谷裕二氏を「天才じゃないかな・・・」なんて感じているわけで、私より若い方で今一番お会いしてみたい(というより、講義を聴いてみたい!)と感じている方です。「私は科学者です」としながらも、その話術、プレゼンテーションの構成、専門用語を高校生レベルに落としての解説・・・自分の専門を何とか万人に理解して欲しいといった意気込みが感じられる。
本書は、自らが卒業した高校の在学生へ向けた講義を収録しています。つまり、高校生に向けた脳科学の本!ただ、自ら「今までで一番好きな作品」と力説しているほど拘った内容になっています。次から次へと展開される脳科学の最先端の内容を本当に解り易く説明されています。
- 手を見れば、理系か文系か判別できる?
- ひらめきは寝て待て
- 決断した理由は、脳ではなく、身体が知っている
- 「心が痛む」ときは、脳でほんとに痛みを感じている
- 進化の過程で、動物のパーツを使い回してヒトが完成した
- 「君は30秒後にミスをする」
- 僕らにある「自由」は、自由意志ではなく自由否定だ
- ランダムなノイズから生み出される美しい秩序??創発
- 遺伝子は生命の「設計図」じゃない!
それとなく心理学や統計学の嘘を指摘しながら、脳科学の説明を加えて、「でも、結果としては正しいね・・・」といった展開もあり、納得させられる場面もいくつかあります。
我々コンサルタントは、本の内容を参考にしながら、池谷氏の「姿勢」を学ぶべきでしょう。科学者(つまり、世間一般では変わり者、と勝手に理解されている!?)が、どうやって社会に貢献すべきか。難しい内容を専門家に向けて難しく解説することは当然かもしれませんが、そうではなく、専門領域をいかに正しく、いかに簡単に、如何に正しく理解してもらうのかを細心の注意を払って限られた時間で実践していく・・・
私の池谷氏の脳科学ブームは、まだまだ終わりそうにありません。
脚注:[1]
池谷裕二(イケガヤユウジ)
1970年、静岡県藤枝市生まれ。薬学博士。現在、東京大学大学院薬学系研究科准教授。科学技術振興機構さきがけ研究員。堅実な実験と、斬新な視点に立った研究が国の内外を問わず、多くの人を惹きつけている屈指の脳研究者。記憶のメカニズム解明の一端として「脳の可塑性」に注目し、論文や学会に精力的に発表を続ける。2006年に日本薬理学会学術奨励賞と日本神経科学学会奨励賞、2008年には日本薬学会奨励賞と文部科学大臣表彰(若手科学者賞)を受賞。一方で、最新の科学的知見を一般にむけてわかりやすく解説する手腕は圧倒的な支持を集めている。主な著書に、「海馬」(糸井重里氏との共著、朝日出版社/新潮文庫)、「進化しすぎた脳」(朝日出版社/講談社ブルーバックス)、「ゆらぐ脳」(木村俊介氏との共著、文藝春秋)、「のうだま」(上大岡トメ氏との共著、幻冬舎)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
書籍読後感, 脳科学
池谷裕二
「ジェネラル・モーターズ」の崩壊は、既に本ブログで説明しなくとも、市場には山ほど情報がありますので、皆さんが理解されている事実ですよね。ちょっと自分用に興味深い解説を見つけたので、記しておきたいと思います。
それは、「ダイヤモンド・オンライン::ドラッカーが60年前に指摘したGM危機の本質」という特集記事。内容は、ドラッカーの著書、「企業とは何か」をベースにして書かれている内容です。
「ドラッカーは、GM会長のスローンからの要請を受けたドラッカーは、第二次世界大戦中の1943年から1年半の間、GM社内の隅々に入り込み、あらゆることを調べつくした結果」が「企業とは何か」という著書として市場に登場したわけですね。
上述のウェブページで、ドラッカーがGMに興味を引かれた理由は、3つある、とのことでちょっとリストしておきましょう。
- 戦前において25万人、戦後のピーク時にはその2倍という膨大な雇用を誇る米国最大のメーカーであった。
- 大量生産の草分けとして近代産業社会を代表する自動車産業の会社であった。
- 米国企業のなかで「マネジメントと組織」に関わる問題に正面から取り組んでいた唯一の企業であった。GMは近代企業および近代組織の典型だったのだ。
その昔、日本企業がアメリカ企業を追い付け追い越せとして目標にしてきたのもGMやフォードといったアメリカの企業だったんですよね。上記のリストにもあるように、「近代産業社会を代表するのが自動車産業」だったわけです。そして、ドラッカーは、以下のことを解き明かしたとしています。
ドラッカーが解き明かしたことをひと言で言えば、GMが成功させた巨大企業における「分権制の組織と原理」だった。それまで、マネジメントと組織の概念、手法を体系的、実証的に研究した事例も学者も皆無だった。そうしたジャンルそのものがなかったのである。
実は、こっからがドラッカーの凄いところです。当時の世界最強の企業に対して、ドラッカーは、36歳にして以下のような提案を実施しています。
- ドラッカーが、GMの「分権制の組織と原理」を優れた完成型と分析、賞賛する一方で、「マネジメントというものは、20年もすれば時代に合わなくなりうるものであって、4年間にも及ぶ戦時生産から平時生産への移行に際しては、あらゆる経営政策を見直す絶好の機会だ」と、指摘した
- シボレー事業部はフォードやクライスラーより大きく、それ自体が米国最大の企業だった。そのため、反トラスト法違反で訴えられたこともあり、受身の経営になりがちだった。そこで、シボレー事業部、そして他の乗用車事業部、トラック事業部も独立させ、反トラスト法に制約されることなく、互いを競争させることを検討してはどうか。
- 労働力はコストではなく資源として捉えるべきだと提言した。経営と従業員との関係の基本は、仕事と製品に誇りを持ちたいという従業員の意欲に置くべきだとした。
当然、当時のGM経営幹部は全てを受け入れませんでしたね・・・しかも、60年も以前に指摘されていながら、倒産する直前まで、まったく姿勢を崩さなかった!ある意味、ドラッカーよりも凄いかもしれませんね。
トレンド
アメリカ, ピーター・F・ドラッカー, 自動車産業
遂に、アメリカの最大手「ジェネラル・モーターズ」が「Chapter 11」の適用を申請しましたね。事実上の倒産ということなんでしょう。本ブログでも「Chapter 11:チャンプターイレブン」というタイトルで投稿記事を公開していますので、それに関してはそちらを参照して頂きたいのですが・・・
「時事ドットコム::米ビッグスリー再建問題の行方」から引用しながらちょっとだけ詳細を確認しておきたいと思います。
経営危機の米自動車最大手ゼネラル・モーターズ(GM)は1日、連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)適用をニューヨークの連邦破産裁判所に申請した。総資産ベースでは、米製造業として過去最大規模の倒産となる。米政府は景気や金融市場への影響を最小限に抑えるため、301億ドル(2兆9000億円)の追加融資を実施。最長でも3カ月の破産手続きを経て誕生する「新生GM」を実質国有化し、スピード再建を実現する方針だ。
クライスラーに続いての倒産・・・所謂、「ビックスリー:: Big 3」は完全に崩壊したことになるんですね~以前、アメリカ在住の時に、「Big 3」には、いろいろとお世話になった(コンサルテーションを提供させて頂いていた・・・)ので寂しい限りですが。
再建計画としては、以下のような記述がありますが・・・
ゼネラル・モーターズ(GM)は、海外も含め10以上あったブランドを大幅に縮小し、「シボレー」「キャデラック」「ビュイック」「GMC」の4ブランドに絞り込むなど、大幅な事業縮小に踏み切る方針だ。
「サターン」や「ハマー」、「サーブ」は売却、「ポンティアック」は2010年末までに廃止する。このほか、欧州事業の柱だった傘下の独オペルと英ボクソールは、カナダの自動車部品大手マグナ・インターナショナルとロシア国営銀行ズベルバンクの連合に部分売却される見通しだ。
GM の最大のミステークは、市場が小型車志向にシフトしていたのが解っていながら大型車を製造し続けた・・・私がコンサルタントとして、GM へ行っている時もトヨタや日産といった日本車の脅威を語る方々は多かったにも関わらず、大型車を捨て切れなかったんですよね。慌てて市場投入した大衆車である「サターン」、「サーブ」、「ポンティアック」は結局は、上記のようになる・・・
それにしても、「シボレー」「キャデラック」「ビュイック」「GMC」といった車種で世界と勝負できるのでしょうか!?はなはだ疑問ですが。まだまだ、GM に夢見ていたアメリカの悪さが残っている、といった感じが強く残る再建計画に様な気がしていますが。
トレンド
アメリカ, 自動車産業
気になる記事を発見しました。「Computerworld.jp::2008年の国内ビジネス・コンサルティング市場規模、前年比4.7%の微増に」かそれ。ちょっと引用しておきましょう。
IDC Japan は5月12日、2008年の国内ビジネス・コンサルティング市場規模が前年比4.7%増の2,943億円となったことを明らかにした。
かなり大きいな、というのが第一印象ですが、どうなんでしょう。更に記事は以下のように続きます。
今後の同市場は、2009年は景気後退の影響を受けて前年比マイナス1.7%と規模を縮小するものの、景気回復が見込まれる2010年以降は、経営戦略策定支援からインプリメンテーション・サービスへとサービスを拡充しながら順調に成長していくと予測
上記で主張している「インプリメンテーション・サービス」って何でしょう?ビジネス・コンサルティングの一部なんでしょうかね・・・全くの意味不明!
2008年の国内BPO(Business Process Outsourcing)サービス市場規模は、9,317億円となった。同市場は2009年以降も年間平均成長率(CAGR)4.5%で拡大し続け、2013年の市場規模は1兆1,626億円に達する見込み。
Business Process Outsourcing[1] っていうのも意味が解らないんですけど・・・これって私だけの現象でしょうかね。セっかく興味深い調査なのに、その内容の意味が理解できない・・・
脚注:[1]
「@IT情報マネジメント用語事典::BPO(business process outsourcing)」によれば、BPOは、以下のように定義されているようですね。
企業が自社の業務処理(ビジネスプロセス)の一部を、外部の業者にアウトソーシングすること。
まっ、英語そのものといった感じはしますが、最近の動向としては、以下のような傾向があるそうです。
社内業務そのものを情報システムの運用とともに、外部に委託するBPOが登場した。コールセンター業務のアウトソーシングなどが典型例だが、ITの利用拡大により、経理や給与支払、人事管理、福利厚生や不動産管理などの間接業務、さらに保険会社の保険契約など特定の業務を情報システムといっしょに外部に切り出す動きが拡がっている。
な~るほど!企業の間接業務に関する情報システムをアウトソーシングするケースが多いんですね!つまり、BPOってコンサルティングなんでしょうかね!?ちょっと疑問ですが。
トレンド
ビジネスコンサルティング, ビジネスプロセスアウトソーシング
「CNET Japan::SAP、CO2排出管理ソフトウェア開発の新興企業を買収へ」は興味深いですね!って、SAPに関係していないコンサルタントにとってはどうでも良いのでしょうけど・・・
自分用に引用しておきましょう。
製造プロセスなどさまざまなビジネスプロセスの自動化を得意とするSAPが、二酸化炭素(CO2)排出の管理を専門とする企業を買収する。
企業向けソフトウェア大手のSAPは米国時間5月11日、バージニア州スターリングに本拠を置く創業2年の株式非公開企業、Clear Standardsを買収することを発表した。Clear Standardsは、企業が環境に与える影響を追跡してレポートを作成するツールを開発するソフトウェア企業だ。
ふ~ん・・・日本ではどうなんでしょうかね、こうした二酸化炭素を管理するソフトウェアって!?やっぱり、大掛りに必要なのかな・・・
SAPによれば、Clear StandardsのCO2管理ソフトウェアは、大規模な汚染源として欧州で規制を受けている企業や、自発的に持続可能性プログラムを実施している企業向けに作られているという。SAPではこのソフトウェアを、SAPアプリケーションの財務データや、SAPの環境、健康、および安全管理用アプリケーションに統合する計画だ。
そっか!財務データと統合ね、ってどうやって実現するのかな。また、日本語版はリリースされなかったりして。
トレンド
ERP, SAP
【追記:2009年05月10日】
下記の投稿記事を公開後、「Yahoo!ニュース::トヨタ、歴史的赤字決算 急拡大が裏目に 販売急落の打撃増幅(毎日新聞)」を見つけました。今期に関する赤字を以下のように説明しています。
1年前に世界新車販売トップに上り詰めたばかりのトヨタ自動車が09年3月期決算で59年ぶりの最終(当期)赤字に転落したのは、世界的な金融危機に伴う販売激減と円高が主因だ。住宅バブルを背景に消費ブームに沸く北米市場偏重で急成長してきただけに、米金融・経済危機の打撃は予想以上に深かった。
更に、以下のような記述があります。
これまで拡大一辺倒で伸び切った戦線の再構築は難題。10年3月期のトヨタの世界販売台数が計画どおり650万台なら、04年3月期(672万台)並みの水準に逆戻りする。これに対し、00年以降、生産・人員を急拡大させてきたトヨタは、従業員数が04年比1.2倍、総資産も1.5倍に増え、設備・人員の大幅な過剰は明らかだ。生産能力が1000万台弱もありながら、700万台で黒字化する方策としてトヨタ関係者は「固定費削減に大なたを振るうしかない」(業界筋)と強調する。
「固定費削減」ということは、正社員の削減(簡単に言うと、リストラ)を遂にトヨタ自動車が実施する、といった予想ですね。しかし・・・
系列企業も巻き込んだ原価低減や、設備投資の絞り込みで、10年3月期は8000億円のコストを浮かし、新車販売106万台減少分を穴埋めする。それでも、円高による為替差損4500億円は補えず、同3月期の営業赤字は8500億円に膨らむ。本来なら、肥大化した設備・雇用削減が不可避だが、トヨタ首脳は「設備や雇用削減には手をつけない」と慎重。それだけにハードルは高い。
原価低減と設備投資の絞り込みで8000億円・・・これだけでも、信じられない数字ですが、それでも尚且つ4500億円の為替差損!これをどうやって埋めるのか・・・にわかに、豊田一族で抜きんでてていると言った噂の高い次期社長、豊田章男氏の手腕がどう振るわれるのか。私個人としては、今後のトヨタ自動車の動向が気になります。
【公開時、投稿記事】
本日の朝日新聞の第1面の記事で、「トヨタ自動車が2010年3月には、8500億円の赤字見込み」という見出しがすぐに目に入りました。早速、ウェブサイトを調べてみると、ありました「asahi.com(朝日新聞社)::トヨタ、8500億円の赤字見込み 国内企業で過去最悪」というページ。
トヨタ自動車は8日、10年3月期連結決算の本業のもうけを示す営業損益が、前期実績よりさらに悪化し、8500億円の赤字になる見込みだ、と発表した。世界最大の自動車メーカーの2期連続赤字見通しは、世界で醸成されつつある景気回復期待に冷や水を浴びせる可能性がある。
これまでは調子が良過ぎた、と簡単に解釈してしまうこともできますが、トヨタ自動車の赤字は、そんな簡単なことでは済まなそうです。
営業損益が見込み通り8500億円の赤字となると、国内企業では過去最悪となる。雇用や関係部品メーカーの経営、トヨタ周辺の自治体の税収にも深刻な打撃を与えそうだ。
トヨタ周辺の自治体にも影響があるということですから深刻です。まさか地方税が上がったりして!?それにしても、一気にどうしてここまでになってしまったのでしょうね?
(トヨタ自動車の)営業損益は08年3月期、過去最高の2兆2703億円を記録していた。トヨタは世界各地で事業展開することで、地域的な景気変動に強い体質ができたと説明していたが、世界が同時に不況に陥ったため、業績が急激に悪化した。
たった2年後、まさかの8500億円の損失なんて。単純に「政界同時不況」が原因とするのは、ちょっと早計だと私は考えますが。他のコンサルタントはどう分析しているのかな・・・考えていないかな・・・
私個人としては、商品(つまり自動車ということですね!)の市場飽和状態を分析することができない中、世界同時不況という状態が、そうした問題を一気に加速した結果でしかない、と考えています。簡単に言うと、100人の自動車購入希望者がいて、100台の自動車を販売したら、101台目からは販売するのが至極難しいですよね!そうした状態に世界がなりつつあった、ということだけのことで、世界同時不況は、それを加速させただけじゃないの、と解釈しています。景気回復ではなくて、自動車の販売復活は長期になることは必至だと思うのですが・・・どうなりますか、2010年!
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トヨタ自動車, 自動車産業
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