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Archive for the ‘書籍紹介’ Category

古典ブーム、必読の9冊!?

2009年07月05日

週刊東洋経済週刊東洋経済サポート最近の古典ブームは、本ブログでも何度か触れましたが、数週間前の「週刊東洋経済(6月27日号)」(2009/06/22発売号)週刊東洋経済サポート2でも古典特集が組まれていました。以前から古典を読んでみたいと主張するものの「いったいどれから読もうかな・・・]と迷っているわけですが(と、言い訳しているのですが・・・)この「週刊東洋経済(6月27日号)」(2009/06/22発売号)には、必読ともいえる9冊が掲載されているので、まずはこっからかな、何てことを考えているわけです。

一度、本ブログでご紹介した古典も含まれているようですが、こうした紹介は、何度繰り返しても良いかな、何てことを勝手に考えて、繰り返してでもリストしておこうなんて考え、リストを下記に示しておきましょう。

社会のあり方を問い直す3冊

経済の「次」読み解く3冊

人間の本質を見つめる3冊

最も興味があるのは(というよりは、読まねばと考えているのは・・・)やっぱりコンサルタントですから経済に関する古典かな。幸い、上記のリストは全て文庫本ですから、嫌になったら辞めれば良い・・・それ位気楽に読むのが良いんでしょうね。

さて、上記の「週刊東洋経済」に関しては、池田信夫氏も紹介しています。なぜか池田氏が公開する投稿記事は、私個人としては気になるのですが、そうした中で、以下の記述が気になりますので、ちょっと引用しておきます。

「池田信夫 blog::マルクス・ブーム」より
「資本論」を中心にしてマルクスの思想をやさしく紹介した入門書としては、廣松渉が晩年に書いた「今こそマルクスを読み返す」をおすすめする。(中略)読み物としておもしろく読める古典としては、「福翁自伝」、「阿Q正伝」、「ジョセフ・フーシェ」、「裏切られた革命」ぐらいか。ちなみに多くの人が推薦している「プロ倫」は、ウェーバーの思いをこめた歴史小説みたいなもので、経済史の実証研究としてはほぼ否定されている。

な~るほどね~どうもケインズよりもマルクスをちょっとかじってみたいな、と考えている私にとっては、池田氏の主張する廣松渉著「今こそマルクスを読み返す」(講談社現代新書:1990年6月)今こそマルクスを読み返すは、是非とも読んでみたい一冊です。

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池谷裕二氏に学べ!単純な脳、複雑な「私」

2009年06月11日

【追記】
世間は、脳科学ブーム!?なんでしょうかね!?TBS系で「Mr. Brain」という木村拓哉氏主演のテレビ番組が始まりましたね(って、私は初回の放送から真剣に観ていますが・・・)。内容はというと・・・まるで池谷氏の著書を参考にしているような内容で、読了後に見るとこれまで以上に面白いですよ。

ちょっと調べてみると、この番組の脳科学に関する監修は、泰羅雅登(たいらまさと)氏と記述されています。どうやら、日本大学総合科学研究所の日本大学医学部先端講座教授というのが肩書きのようですね。

【公開時、オリジナル投稿記事】
池谷裕二池谷裕二サポート国内ではありますが、出張が多い今日この頃。私個人は、2社、3社と1日でのクライアント訪問を実行しなければなりません・・・年齢的にとても辛くなってきましたが・・・ただ、クライアント間の移動は、私にとって大きな勉強時間になる!

先日も、名古屋出張。新幹線で1時間40分ほど。往復3時間は、たっぷりと移動時間ですから、じっくりと本を読むことができます。そして、久し振りに脳科学の本、池谷裕二[1]著「単純な脳、複雑な「私」」(朝日出版社:2009年5月)池谷裕二サポート2を一気に読了。

長女が心理学系の大学の学部に入学してから、「長女に負けてはいけない」と何とも小さなきっかけから心理学の勉強を始めたのですが、選択した著書が悪かったのか、どうも心理学そのものが「オカルト的な統計学」といった感触しかなく、「これで心理学という学問が存在するのは如何なものか」なんて勝手に解釈していたのですが、そうした中、出会った脳科学が、科学的な根拠に基づいて、何とも素晴らしい世界を私にくれました!脳科学をベースにして、心理学を勉強し直すと、何ともオカルト的な心理学の世界が、実は脳科学ですっきりと解明できる!

前置きが長くなりましたが、私はこの池谷裕二氏を「天才じゃないかな・・・」なんて感じているわけで、私より若い方で今一番お会いしてみたい(というより、講義を聴いてみたい!)と感じている方です。「私は科学者です」としながらも、その話術、プレゼンテーションの構成、専門用語を高校生レベルに落としての解説・・・自分の専門を何とか万人に理解して欲しいといった意気込みが感じられる。

本書は、自らが卒業した高校の在学生へ向けた講義を収録しています。つまり、高校生に向けた脳科学の本!ただ、自ら「今までで一番好きな作品」と力説しているほど拘った内容になっています。次から次へと展開される脳科学の最先端の内容を本当に解り易く説明されています。

  • 手を見れば、理系か文系か判別できる?
  • ひらめきは寝て待て
  • 決断した理由は、脳ではなく、身体が知っている
  • 「心が痛む」ときは、脳でほんとに痛みを感じている
  • 進化の過程で、動物のパーツを使い回してヒトが完成した
  • 「君は30秒後にミスをする」
  • 僕らにある「自由」は、自由意志ではなく自由否定だ
  • ランダムなノイズから生み出される美しい秩序??創発
  • 遺伝子は生命の「設計図」じゃない!

それとなく心理学や統計学の嘘を指摘しながら、脳科学の説明を加えて、「でも、結果としては正しいね・・・」といった展開もあり、納得させられる場面もいくつかあります。

我々コンサルタントは、本の内容を参考にしながら、池谷氏の「姿勢」を学ぶべきでしょう。科学者(つまり、世間一般では変わり者、と勝手に理解されている!?)が、どうやって社会に貢献すべきか。難しい内容を専門家に向けて難しく解説することは当然かもしれませんが、そうではなく、専門領域をいかに正しく、いかに簡単に、如何に正しく理解してもらうのかを細心の注意を払って限られた時間で実践していく・・・

私の池谷氏の脳科学ブームは、まだまだ終わりそうにありません。

脚注:[1]
池谷裕二(イケガヤユウジ)
1970年、静岡県藤枝市生まれ。薬学博士。現在、東京大学大学院薬学系研究科准教授。科学技術振興機構さきがけ研究員。堅実な実験と、斬新な視点に立った研究が国の内外を問わず、多くの人を惹きつけている屈指の脳研究者。記憶のメカニズム解明の一端として「脳の可塑性」に注目し、論文や学会に精力的に発表を続ける。2006年に日本薬理学会学術奨励賞と日本神経科学学会奨励賞、2008年には日本薬学会奨励賞と文部科学大臣表彰(若手科学者賞)を受賞。一方で、最新の科学的知見を一般にむけてわかりやすく解説する手腕は圧倒的な支持を集めている。主な著書に、「海馬」(糸井重里氏との共著、朝日出版社/新潮文庫)、「進化しすぎた脳」(朝日出版社/講談社ブルーバックス)、「ゆらぐ脳」(木村俊介氏との共著、文藝春秋)、「のうだま」(上大岡トメ氏との共著、幻冬舎)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

書籍読後感, 脳科学

会社はだれのものか・・・岩井克人氏

2009年05月24日

【注意:2010年02月26日】
メールにて、誤記を指摘して頂きました・・・本来は、メールにてご挨拶するのが正しいとは思いますが、大袈裟になってしまうような気がしたので、下記、修正を加えました。本投稿記事を持って回答させて頂きました。

【修正投稿記事】
岩井克人岩井克人サポート行きつけの書店で偶然見かけた岩井克人著「会社はだれのものか」(平凡社:2005年6月)岩井克人サポート2を一気に読了。ちょっと昔!?の出版ですが、ビジネス書ではあるものの今でも十分に通用する内容で(というより、今だからこそ有益!?)、いろいろと興味の惹かれる部分の多い書籍でした・・・

内容は、2005年のライブドアとフジテレビのニッポン放送をめぐる買収合戦の概要から話が始まっています。まだ、記憶に新しいと思いますが、コンサルタント各氏も、「あの事件」はいろいろと考えさせられたのではないでしょうかね・・・特に「企業買収コンサルタント」とか「M & A コンサルタント」とかがもてはやされていた時期でもありますからね。

実は、現在マイブームである内田樹氏が親友と称する平川克美氏と書いた書籍、内田樹、平川克美著「東京ファイティングキッズ」(朝日文庫:2007年5月)東京ファイティングキッズサポートにおいて、平井克美氏は平川克美氏は「岩井克人[1]氏の書籍を熱心に読んでいる・・・」という対談が掲載されていて、一度平井氏の書籍は読んでみたい一度岩井氏の書籍は読んでみたい、と考えていたんですよね・・・もともとは、経済学が専門のようですが、「企業」抜きの経済は成り立たないといった信念!?をお持ちだということでしたから。

さて、内容はというと・・・「会社」とは何か、という根本的なことを題材に、株主主導型の企業のあり方は、どうしても日本の風土には合わない・・・という展開です。所謂、「人」重視の会社論。正確に表現すると、会社法に従って規定された「法人企業」とは、「物」ではなく法律上「人」であって、お金で売買するべきではない、というのが根底に流れています。

上記のような内容は、コンサルティング業務に直接役にはならないかもしれませんが、話題性とその内容の深さから一度は理解しておいた方が良いかもしれませんね。

それと、日本的経営に関しても、市場で言われている「終身雇用制」、「年功序列制」、「会社内組合制」の3つに加え、4つ目として「メインバンク制」を主張しています。な~るほど!流石は、経済学的な視点だな、と思い知らされましたね。

今のこの時代だからこそ、こうした「会社はだれのものか」を真剣に考える必要がありそうですね。

脚注:[1]
岩井克人(イワイカツヒト)
1947年生まれ。専門は経済理論。東京大学経済学部卒、マサチューセッツ工科大学 Ph.D.。イェール大学助教授、東京大学助教授、プリンストン大学客員準教授、ペンシルベニア大学客員教授などを経て、89年より東京大学経済学部教授。2001年より2004年まで同学部学部長を務める。”Disequilibrium Dynamics”にて日経・経済図書文化賞特賞、「貨幣論」にてサントリー学芸賞、「会社はこれからどうなるのか」にて小林秀雄賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

上記、小林秀雄賞に関しては、本ブログの投稿記事、「コンサルタントは、芥川賞や直木賞よりも「小林秀雄賞」?」を参照して下さいませ。

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金融危機の今こそ再読すべき経済学の古典「10冊」

2009年04月04日

ダイヤモンドダイヤモンドサポート若き日には、14冊もの週刊誌や月刊誌を購読していましたが、最近はその内容に得るものが少なくなって、週刊誌や月刊誌を読まなくなってしまっていました。ネットで公開される情報で十分と考えていたところもあるかな。

ところが、皮肉なもので、この100年に1度とも言われる世界同時不況で、どんどん週刊誌や月刊誌の内容が充実していっているような気がするのは私だけでしょうか。コンサルタントにとって、経済動向を把握することは基本中の基本とは知っているのですが、なかなか十分に時間をとって勉強する時間がないのは問題でしょうけど。

今、世界で何が起きているのか、どうして起きたのか、どうやって切り抜けていくのか、といったことは、雑談レベルでもクライアントと簡単な話ができるようにしておく必要がありますね。そうした意味では、やっぱり最近の週刊誌や月刊誌、特にビジネス関連雑誌は、購読する必要が改めて出てきているのではないでしょうかね。

そうした思いの中、「週刊ダイヤモンド::2009/03/30発売号 (4/4号)」ダイヤモンドサポート2は、かなり読み応えがありました。これまでの自分の解釈が、間違っていないか、図々しくも誰の考え方と自分の考え方が似ているのか、何てことを確認することができました。著名な!?経済学の専門家がそれぞれに御自分の最も主張すべきことを短的に記述していますから、コンサルタントは是非目を通して欲しい内容です。

また、本誌に関しては、「池田信夫 blog::大不況の経済学」にも総括的な内容が掲載されているので、参考になりますね。というか、個人的に最も興味をそそられたのは、池田氏が「金融危機の今こそ再読すべき経済学の古典「10冊」」を書いている!実は、この「10冊」が一番興味があった・・・

リストしておきましょうね。ただ、古典ということもあって、複数社から邦訳が出版されていたり、分冊になっていたり、全集であるため本のタイトルが多少違っていたりしている場合もありますが御容赦くださいませ(可能な限り、最新版のものをリストしました・・・)

  1. アダム・スミス著「国富論」(日本経済新聞出版社:2007年3月)アダム・スミス
  2. カール・マルクス著「資本論」(筑摩書房:2005年1月)マルクス
  3. Frank H. Knight 「Risk, Uncertainty and Profit」(DOVER PUBN INC.:2006)Frank H. Knight(邦訳は絶版)
  4. ジョン・メーナード・ケインズ著「雇用,利子および貨幣の一般理論」(岩波文庫:2008年1月)ケインズ
  5. ヨゼフ・アロイス・シュンペーター著「資本主義・社会主義・民主主義新装版」(東洋経済新報社:1995年6月)シュンペーター
  6. フリードリヒ・ハイエク著「個人主義と経済秩序」(春秋社:2008年4月)ハイエク
  7. Tjalling C. Koopmans「Three Essays on the State of Economic Science」(McGraw Hill:1957)
  8. トーマス・C.シェリング著「紛争の戦略」(勁草書房:2008年3月)シュリング
  9. ミルトン・フリードマン著「資本主義と自由」(日経BP社:2008年4月)フリードマン
  10. ロナルド・ハリ・コース著「企業・市場・法」(東洋経済新報社:1992年10月)コース

以前の投稿記事、「コンサルタントが名著・古典に触れたくなった理由」でも触れた、ミルトン・フリードマン著「資本主義と自由」(日経BP社:2008年4月)が個人的には最も今興味がある書籍かな。マルクスやケインズも最近話題になっていることが多いので、それらも外せないんでしょうね。

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世界経済危機 – 日本の罪と罰

2009年03月28日

野口悠紀雄野口悠紀雄サポート1以前、本ブログの投稿記事、「親父からのメール:世界不況を理解せよ!」でご紹介した野口悠紀雄著「世界経済危機日本の罪と罰」(ダイヤモンド社:2008年12月)野口悠紀雄サポート2を読了・・・って、結構前に読了していたんですが、ま~それは良いでしょう。親父のお勧め、ということもあって役に立つかどうかは半信半疑でしたが、結局は「池田信夫 blog::世界経済危機 日本の罪と罰」を見つけて、読む決心をしたわけでして。

それにしても、この本は池田氏が推奨しているだけあって!?コンサルタントにとっては、トヨタ・ショックから詳細が記述されていて、その問題点を輸出立国日本としていますから、とってもとっつき易いのではないでしょうか。為替損益に関しても、とても解り易く解説していますから、今更、学生のような勉強はしたくない、といったコンサルタントの輩にはとっても良い内容だと感じましたよ。

これからの日本は、輸出中心での成長は望めない、とする経済学や経営学の専門家は多いですよね。ただ、それに対抗するための具体策が描かれていることが少ないのですが、残念ながら本書も、どちらかというと問題点の指摘は詳細でいて、解り易いのですが、「では、どうするか」に関しては、いま一つ説得力に欠けているような気がします。まっ、そんな事は、コンサルタントの仕事ですから(ちょっと大袈裟かな・・・)、具体策は無くても良いでしょう。

さて、私個人としては、グローバル経済の問題あり、とか、上記の書籍の通り、輸出立国日本の問題点は指摘してきたつもりです。ただ、まだまだ具体策があるわけではないんですよね。というより、まだまだ日本企業の可能性を捨て切ることができません。

グローバル化・・・日本企業でいったどれ位の企業が本格的にグローバル企業になっているかが疑問に感じているから。英語が社内用語になっていない、グローバルへ日本人を出向させ、日本文化を押し付けている、海外はあくまでも日本商品の販売拠点にすぎないと考えている・・・まだまだ、グローバル化する余地があると信じていますが・・・

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驚愕の29歳!「経済人」の終わり

2009年03月20日

ドラッカー9ドラッカー9サポートいわゆる古典を読むことに興味が湧いてきて、以前から読んでみたかったピーター・ファーディナンド・ドラッカー[1]氏の著者。さて、何から読もうかと迷った挙句、デビュー作から読み始めるのが「筋」と勝手な自覚から、ピーター・ファーディナンド・ドラッカー著「ドラッカー名著集(9):「経済人」の終わり」(ダイヤモンド社:2007年11月)ドラッカー9サポート2を選定、読了しました・・・

これって「読了」と表現しても良いものかな・・・「読了」ってどういう意味でしょうかね。今回は、文字を最後まで追ってみました、という程度です。実は、この本、ドラッカー氏が29歳の時に世間に発表されたそうですが、その内容の濃さに唖然!これが29歳の人間の書く内容かよ、とちょっと驚愕しました・・・

時代背景が大きく影響しているとしても、内容が正しいかそうではないかを考えずとも、やはり「天才」という人格者は存在するのだな、と改めて思い知らされました・・・

目次を列記すると・・・

第1章 反ファシズム陣営の幻想
第2章 大衆の絶望
第3章 魔物たちの再来
第4章 キリスト教の失敗
第5章 ファシズム全体主義の奇跡|ドイツとイタリア
第6章 ファシズム全体主義の脱経済社会
第7章 奇跡か蜃気楼か
第8章 未来

ビジネスというより、経済学の世界といった感がありますが如何でしょう。ファシズム、全体主義、ナチ、軍国主義、ブルジョア資本主義・・・キーワードをあげていけばきりがありませんが、まるで経済学史的な内容です。

こうした古典は、一旦読んで終わり、といった類の本ではないことを思い知りました。歴史的背景をきちっと理解した上で読み進めることが必要で、特に経済動向や産業動向を理解しないと楽しめないかもしれませんね。ただ、著書の中に、関連する年表が掲載されていますので、それなりに理解できるとは思いますが。

驚き!?は、ピーター・ファーディナンド・ドラッカーという人、オーストリア生まれなんですね!これって常識ですか・・・私は、てっきりアメリカ生まれのアメリカ人かと思っていました。最近興味があるフリードリヒ・ハイエクもオーストリア!(投稿記事、「ハイエク知識社会の自由主義」を参照下さい)しかも全く同じ時代を生きていることも私にとっては興味深い。

オーストリアという国・・・友人のオーストリア人もいるし、ちょっと詳細に知りたくなってきました。

脚注:[1]
1909 – 2005。20世紀から21世紀にかけて経済界に最も影響力のあった経営思想家。東西冷戦の終結や知識社会の到来をいち早く知らせるとともに、「分権化」「目標管理」「民営化」「ベンチマーキング」「コアコンピタンス」など、マネジメントの主な概念と手法を生み発展させたマネジメントの父。

書籍読後感

クラウド化する世界:コンサルタントの仕事が無くなる!

2009年03月02日

クラウド化する世界クラウド化する世界サポート最近、無性に気になる池田信夫氏ですが、以前の投稿記事、「Google Chrome ってクラウドコンピューティングだったんだ!」でリストした池田氏の推薦本、ニコラス・G.カー[1]著「クラウド化する世界」(翔泳社:2008年10月)ニコラス・G.カーサポートを読了しました・・・久し振りに夢中になって読んだかな。

文中には、SAP やセールスフォースに関する記述があちらこちらに登場していて、とにかく興味深いです。技術的な Know-How はまったく記述されていませんが、我々のようなコンサルタントにとっては、必読書かもしれませんね。というより、内容に関して理解しておく必要がありますよ。何といっても、これからクラウドコンピューティングによって、コンサルタントが必要なくなる、と主張していますからね。

先日、クライアント向けにセールスフォースのデモを実施しましたが、カスタマイズはお客様のレベルで可能だし(簡単なトレーニングを受ければ、直ぐにでもカスタマイズができるようになる!)、ほとんどが標準機能を利用することによって、複雑な業務のサポート機能を使うことできます。

ハードウェアをセットする必要が無いし、ソフトウェアをインストールする必要もないんですから、これまで膨大な投資をしなければいけなかった基幹業務系の情報技術が、本当に手軽に手にすることができるんですから、コンサルタントは必要なくなるかもしれませんね。

ただね、結局は技術レベルでは身軽になるかもしれませんが、業務改革は必要なはずなんですよね。ソフトウェアの形式がクラウドコンピューティングになっても、その機能に合わせて何をするのか、どうやって効果的に使うのかは、クライアント次第で、そのための Know-How はやっぱりコンサルティングが必要になるんじゃないかな・・・

脚注:[1]
カー,ニコラス・G.(Carr,Nicholas G.)
ダートマス大学で学士号を、ハーバード大学で修士号を取得。1997年から2003年にかけて「ハーバード・ビジネス・レビュー」誌の上級編集者を務める。現在はビジネスライターとして、経営戦略・情報技術やその相互関係などを主なテーマに、「フィナンシャル・タイムズ」や「ボストン・グローブ」ほか多数に寄稿。また、「インターネットと社会に関するハーバード会議」「ハーバード・ビジネス・スクール戦略とビジネス環境会議」などでも講演を行っている。

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