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できるコンサルタントの必須条件

2009年01月31日 | 更新日:2009年06月11日

先日、本ブログの投稿記事、「三枝匡氏と伊丹敬之氏のやり取りが面白い!「日本の経営」を創る」でご紹介した三枝匡、伊丹敬之著「「日本の経営」を創る」(日本経済新聞出版社:2008年11月)三枝匡、伊丹敬之サポートを読了しました。ちょっと後半の人事精度に関する記述が、前半に比べて私にとっては迫力に欠けたかな。また、三枝氏の経験談が長過ぎるようにも感じましたが・・・

先日の投稿記事でも触れましたが、各章に関して吟味してみたいと考えていますが、著者である三枝氏は、以前ボストンコンサルティンググループ(BCG)に所属されていたということもあって、書籍のあっちこっちにコンサルタントに関しての意見もあり、とっても楽しい・・・当然、コンサルタントにとっては手厳しい御意見もありますよ。

世の中のコンサルタントで腕のいい人は誰だって、雇われた相手の会社から排除されたという痛い失敗は必ず経験しているはずです。格好悪いから黙っているだけで(笑)。それで腕を上げていくのがコンサルタントだとか事業再生請負人の必須条件ですから。俺はそんな惨めなことは経験していないという人は、まともな勝負をしていないで迎合したやり方でずっとすませてきたか、リスクのある難しい仕事を初めから避けてきた人だと思います。(p.286)

最近、「優秀だ」と主張されて契約した派遣コンサルタントがいるのですが、どうも私の感じとしてしっくりこない・・・つまり、主張されたほど優秀だと感じないわけです。本人には、「あなたは、修羅場を通っていない感じがするんだけど・・・」と意見したのですが、どうも私が言っていることが理解できないようでして。それでもプロジェクトを任せれば、それなりに顧客満足も得ているし、それなりに完了できるのですが・・・どうも「深さ」が感じられない。その場その場で、お客様からの満足度は得られるのですが、2年後、3年後には、その効果が薄れて、まったく記憶から無くなってしまうような危機感があるわけです。

一方で、私と10年以上付き合っているコンサルタントはというと・・・一人は、お客から「英語ができないし、グローバルのプロジェクトをリードできると感じられない。交代して欲しい」とお客から言われた経験があるし、一人は、「まったくやっていることがちぐはぐで、ついていけない・・・」と主張されたことがあるし、一人は、「コンサルタントの経験がないんじゃないの?もっと経験のあるコンサルタントに交代して欲しい」と言われているし・・・更に、「お前のところのコンサルタントは、意見するにも大人の対応じゃないし、強引過ぎる。もっと、我々の状況をしっかり把握して対処するようでないと・・・」と言われるし、「全てが喧嘩ごしで、意見を変えない」なんて言われたコンサルタントがいるし。文章だけでは感じ取ることができませんが、その場その場では、嫌というほど修羅場を経験したコンサルタントばかりです。

今や相手の会社から御指名を受けるほど優秀で、5年や6年も長きに渡って付き合っているお客様が存在している(以前はクレームの嵐だったお客でさえも!)。ただ、昔はそりゃ~ひどかったね~プロジェクトを担当させれば、何かしらのクレームがあった、というのが事実だね。何か懐かしい・・・そうしたコンサルタントを引き連れて、コンサルタントの代表です、なんて振る舞っていた私に対しても、「何を教育してんだ?まったく理解できないね・・・」なんてクレームを頂いたりして。その場その場では、ベストのコンサルテーションだったと信じていますが、結構苦労しているね。

三枝氏が主張する「世の中のコンサルタントで腕のいい人は誰だって、雇われた相手の会社から排除されたという痛い失敗は必ず経験している」というのは、経験として身近に感じられます。

三枝氏の主張する「良いコンサルタントの必須条件」は、満たしているということになるのかな。

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