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山田昌弘氏の「希望格差社会」は「勝ち組」しか読まない!?

2009年01月11日 | 更新日:2009年01月20日

山田昌弘山田昌弘サポート3先日、本ブログの投稿記事「希望格差社会、コンサルタントは「勝ち組」!?」で御紹介した文庫、山田昌弘著「希望格差社会」(ちくま文庫:2007年3月)希望格差サポートを読了。やっぱり、随分これまで表現してはいけないような「タブー」の部分が、データをベースにして記述されているな~といった印象ですね。これは、凄いですよ。ただ、データがちょっと古いのが難点ですが(といっても、現状をデータにするともっと説得力が出るけど・・・)。

以前、「良い大学を卒業して、良い企業に就職して、良い結婚をして、安定した生活を送る」なんていう「明確に語ってはいけない」とされてきたと思われる内容nを、データを用いて立証しているし、1990年以降、その傾向が崩れてきて、「希望」が持てなくなってきた、と論じているんです。

本書では、「職業」、「家庭」、「教育」という視点から、1990年頃から不安定化が始まって、明確に「勝ち組」と「負け組」を排出するようになってきている、と論じていますが、私個人としては、以前の「安定した」日本式に嫌悪感があって渡米した経緯がありますから、私にも責任の一端があるのかもしれませんね。そうした視点で、「格差社会」を論じていかないと、あまりにも無責任な発言になりそうです。

それにしても、こうした文庫本や単行本って、誰が読むんだろう!?結局は、「勝ち組」と言われている諸氏が読んで、「なるほどね・・・そういうことね。でも、勝ち組になったいるんだから、負け組の方々はもっと頑張って欲しいな~」って考えるだけなのではないか、とちょっと感じてしまいましたが。

今、まさに日本は、「派遣切り」とか「100年に一度の大不況」なんて語っていますが、結局は我々日本人が選んできたわけですから。実力主義を貫くことで、ここまで来たんですから、そうした現状をきちっと理解した上で、次の対処方法を検討しなければいけませんね。

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