2009年、「クラウド・コンピューティングバトル」ってか!
「@IT::クラウド・コンピューティングバトル2009」というウェブページを発見。とても興味深い 2009年の予想をしているので、ちょっとピックアップしておこう。特に、今の私個人のビジネスにも影響がありそうだし・・・
まずは、ウェブページの出だしから・・・
SaaSインテグレーターでコンサルティングサービスを提供するAppirioは、2009年のクラウド・コンピューティングの展望について、いくつか面白い予測を立てている。端的に言えば、セールスフォース・ドットコムとグーグルのオープンクラウドが、マイクロソフトのWindows AzureおよびMicrosoft Online Servicesと壮絶な殴り合いを繰り広げるというのだ。Appirioは、エンタープライズアプリケーションやビジネスインテリジェンスから、エンタープライズソーシャルネットワークまで、クラウドをめぐって大きな出来事が相次ぐと見る。
上記において、太字にしている「セールスフォース・ドットコム」、「エンタープライズアプリケーション」、「ビジネスインテリジェンス」の3つは、既に昨年から2009年度の着目として、私個人としては対策を講じている(所属している会社で対応策を検討している)ので、ちょっと安心感はありますが、もうちょっと掘り下げておく必要がありすだな。
さてさて、ウェブページにある10の予想をかいつまんでリストしておきましょう。あくまでも予想ですから、下記のリストの利用の仕方は、読者の方々に任せるとして・・・私なりの感想は、リストの後に記述しておきましょう。
- マイクロソフトやほかの伝統的なソフトウェアプレーヤーは、新しいが、閉じたクラウドプラットフォームへの投資を増やす。一方、オープンアプローチ派のアマゾンやFacebook、グーグル、Salesforceは、より多く、より深く「クラウドコネクション」に投資する。プラットフォームの優位性を巡るクローズド対フェデレーテッドの議論は、さらに白熱するだろう。
- Windows Azureは一部の独立系ソフトウェアベンダや顧客にしか受け入れられない。そのためユーザーが失望し、先行するクラウドプレーヤーに2010年まで追いつくことはできない。ただし、その頃になっても「基本的にはMicrosoft Exchangeや既存のオンプレミス、.NETアプリケーション向けの比較的ベターな基盤」にとどまる。
- グーグルがエンタープライズ向けに、セキュリティ、透過性、開発言語を強化し、多くの企業がGoogle Appsに群がるだろう。Google Appsを評価し、移行する企業は、現在の3倍以上になる。そうした企業の多くは、Microsoft ExchangeやOffice、Lotus Notesのユーザーである。
- 大手のSaaS 1.0カンパニー(SugarCRM とか NetSuite とかを想定しているらしい・・・)が倒産する。SaaSとクラウドへの投資は来年も増加するが、SaaS 1.0カンパニー(独自にSaaS製品を一から構築したスタンドアロンの会社)には行き詰まるところも出てくる。セールスフォース・ドットコムの Force.comプラットフォームがライバル企業の息の根を止めるだろう。
- 従業員1000人以上のサーバレスカンパニーが出現する。2009年には完全にサーバレス化する企業が増加するだろう。
- プライベートクラウドが流行する。プライベートクラウドについては今後も過剰な宣伝が続くだろう。だが、ほとんどの顧客は、ちょっと便利なデータセンターの程度のものであることに気付く。ただし、膨大な量のトランザクションや厳格な規制、セキュリティ要求を満たさなければならない顧客は、それなりの価値を見いだすだろう。
- ビジネスインテリジェンス(BI)がSaaSの次のファンクションエリアになる。ここ数年は、CRM(顧客関係管理)とHRM(人的資源管理)アプリケーションがSaaSへシフトするためのポスターチルドレンになった。同じことがオンデマンドBIによって起こるだろう。
- SAPかオラクルがPaaS(サービスとしてのプラットフォーム)市場に参入し、少なくとも今後数年以内に構築しようとしている新しいクラウドプラットフォームについて語り始めるだろう。
- 企業はソーシャルネットワークの使い方を発見する。人事やマーケティング部門はソーシャルネットワークを日常業務に応用する道を探り当て、企業は FacebookやTwitter、LinkedInなどのソーシャルネットワークに接続するビジネスアプリケーションを活用するようになる。
- 少なくとも1億ドルのソフトウェア製品が1つ、Force.com上に構築される。オンデマンドプラットフォーム上で大規模のビジネスを展開することは不可能だという神話は2009年、年間売上高1億ドルの可能性もあるPaaS対応アプリケーションの登場とともについに覆される。
上記をベースに自分なりに考えると・・・
2008年、私個人として CRM の動向は気になったところです。というより1996年頃から CRM に関して着目していました。しかし、「馬鹿な」コンサルタント達のソリューション優先のビジネス方法が、日本市場で CRM の勢いを抑えてしまった・・・もっと、CRM が浸透するためには、日本における「組織営業」という概念が浸透しないと・・・セールスフォースは、昨年からビジネス関係を構築しているので、情報システムの形式に拘らず、サービスを提供できるようなコンサルティングが必要でしょう。
SAP が随所に登場していますが、ERP の世界は、ますます SAP に傾注するでしょうね。既に市場では ERP と言えば SAP といった傾向があるのではないでしょうか。クラウドであろうがクローズであろうが、基本は業務改革ですから、あまり情報システムの形式にとらわれないことが重要ですね。我々コンサルタントが肝に銘じておく必要があるのは、情報システムはあくまでもソリューションである、ということ。「なぜ、そのソリューションが必要なのか」、「どんな効果を期待できるのか」、「ソリューション実施後、どんな成果があったのか」を見極める力量が必要です。
そして・・・以前から強調している「ビジネスインテリジェンス」の世界は、2009年の私の最も強調したい注目株です。特に、財務会計や管理会計との連携は、必ず市場で話題になるはず!「Panorama、PivotLink、LucidEra、Business Objectsなどが推進力になる」と予想されているようですが、既に2008年に Business Objects には着目していますが、もうちょっと突っ込んだ理解が必要かもしれませんね・・・
この金融恐慌の時代・・・IT業界は、ちょっとのんびりしていると思いますが、まさに我々コンサルタントも、優秀なコンサルタントとそうではないコンサルタントの格差が拡大していくのが、2009年なのではないかな、と予想している私です。




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